官能小説!(スマートフォン版)

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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • 妄、想なんです 6

    「な…なん…なんで、見てるの?俺、なんかした?」僕は僕にぶつけられる彼からの言葉を全て噛み締めていた。 この瞬間。 この時は僕らは二人だけ。「時間」を「共有」している。 痛くなる…心臓が。 彼に近い体半分が、抑えが効かないくらいにざわめいている。 僕は笑った。 待ちに待っていた一言をぶつける瞬間がきた。「嫌いだからだよ、小早川さんが。大嫌いだから」 全身に鳥肌が立った。 この刹那に浮かべる彼の顔
    にゃんこ  [1,085]
  • 妄、想なんです 6

    暫く僕らはだんまりで(僕は死にそうなくらい緊張していました)シャーペンの芯がポキリと折れた音が、どうやら彼の背中を押したようでした。 「あの…俺ね…」あ、そうだった、と僕はニヤリとしました。 僕の妄想の中で彼はいつも「僕」だった。 でも本当は「俺」でした。妄想を訂正しなくては、と思ってつい浮かべた笑みに彼は怯んで…唾を飲み込んだ。 「榊君?どうかした?」名字を言われて、我にかえって、「ああ」と呟
    にゃんこ  [1,057]
  • 妄、想なんです 5

    お久しぶりです。 このとこ少し、ブログさぼっていました。 というのも…。 まあ、話していきます。 僕はあれから、彼を見続けました。 相変わらず凄い人気で、相変わらず明るい…けれど、僅かな気がかり。 それは間違いなく「僕」そして、とうとう、彼が僕のところに来ました。 僕がまだ提出していなかった課題を図書室でやっているところに。 僕のノートに影が落ち、振り向くとそこに彼がいました。彼は…。無表情でし
    にゃんこ〜mixiはじめちゃいますた(≧▽≦)気になる方、感想入れたいって思って下さる奇特な方は「ゆう♪★♪」で検索!メッセくれたら嬉しいです★  [1,169]
  • 妄、想なんです 5

    もう、うんざりだ、と思っているでしょうね? でもどうせ閲覧者数が二桁にも満たないブログです。 昨日コメで「キモい」って書いてきた「ピンクウサギもどき」さん。 そうです。 気持ち、よく解ります。 僕自身、自分が怖いんですから。 今日、僕は小早川さんが僕を見ているのに気づきました。 じっと、見ていました。 僕が目を見返すと、少し怯えたように目を逸らしました…僕は、震えました。 彼に気づかれたんです。
    にゃんこ  [1,275]
  • 妄、想なんです 4

    いつしか僕は、想像のなかで彼を…口に出していうのも憚られますが。 つまり、普通は男の子が女の子に対して想像するような下品なことを考えるようになってしまいました。 そうすることで、彼の完璧さを踏みにじって、ズタズタにしてやりたくて。 小早川さんが憎いとかそんなんじゃないです。 わかってください、僕は自分が憎いんです。 そうなりたい、けどなれないって輝きを見せ続けられて僕は壊れそうなんです。 あの、
    にゃんこ  [1,025]
  • 妄、想なんです 3

    そんな小早川さんは、地味な人にも派手な人にもわけ隔てなく優しいんです。 物凄く挙動不審な、ある意味で僕みたいな空気にもなれない浮いてるタイプの女子(オタクなグループにも入れない、とにかく浮いている感じの子かな)が、からかわれていると必ず「ねえ、〜しようよ」とさりげなく庇います。 いきなり「やめなよ」とかいうとやっている子が気まずいから、とか思っているのかもしれません。 堂々と「やめろよ」とか言わ
    にゃんこ  [1,007]
  • 妄、想なんです 2

    「理央がきたぁ」彼が来ると、教室はこんな感じになります。 僕がきても誰も気づきもしないんで、時々僕は人間には「人気者探知機」みたいな、ゲゲゲの喜太郎のアンテナみたいなものがあるんじゃないかと考えます。 小早川さんがニコニコしながら席につくや、派手な感じの女の子グループ(思うに彼女達は暗い感じの女の子グループから大層嫌われています。彼女達も勿論それを楽しんでいます)が小早川さんの頭を撫でたりします
    にゃんこ  [1,501]
  • 妄、想なんです 1

    完璧な人間っていると思います? 例えば自分のこと、完璧って思えたりします? そうゆー人間は、きっと僕のことなんて道端の石ころと同じくらいの価値しか見いだせない筈。 僕にとって、僕という存在は完璧、という定義からかけはなれた…いわば何万光年も離れた存在なんで。 いわゆる普通の人種とされる方々でさえ、僕は透明人間だったりするわけで。 完璧だったりなんかするともうその方の発するオーラで僕は焼け死ぬんじ
    にゃんこ  [1,808]
  • ぶぁか! 16

    「なんでかなあ」寿…いや、コットンの言葉はまんま俺の心の声。 「お前がメイド服に萌えたからだろ」コットンは「あは」って笑って(その声にキュンとしたのは気のせいだよね?) 「メイド服に萌えたんじゃなくて、悟に萌えた」しれっと言ってのけた。 「…ばあか」って言うしかないじゃん。悟って呼ぶなよ…。 「こーなったからには、責任とるよ、俺」…は? コットンはいつも通り何考えてんだか解んない笑顔で俺を見つめ
    にゃんこ  [2,596]
  • ぶぁか! 15

    「もお…」だめ、の言葉が続かない…寿が被さってお互いぴったりくっついてるから。 俺ら二人のアレは擦りあっちゃってどっちが、どっちの?って状態。 真っ直ぐ見つめてくるから恥ずかしくなって視線そらして。 イケナイことしてんだよねって思った刹那、なんも考えらんなくなる。 「寿、寿…ねえ、寿…」バカみたいに名前連呼してしがみついた。 「悟、好きだよ」言われた途端に苦しくなって、「うん」って言う。 けど。
    にゃんこ  [2,368]
 
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