官能小説!(スマートフォン版)

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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • 晴れの日の一日,2

    『初めまして、克巳くん。』爽やかで、真面目そうで、第一印象は悪く無かった。『息子の夏輝だ。』ただ連れて来られた息子、夏輝さんの印象が強すぎて、どうでもよくなってしまった。『初めまして夏輝です。よろしくお願いします。』そう言って、俺と母さん二人に頭を下げた。サラサラの黒い髪からは微かに、いい香りがした。『克巳くんは高校一年生だそうじゃないか。良かったな夏輝、これからは一緒に通えるじゃないか。』『そ
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  • 晴れの日の一日,1

    雲一つ無い真っ青な空。俺に兄弟が出来た。『克巳、紹介したい人がいるの。』今まで16年間たった1人で、俺を育ててくれた母さんがそういった。『その人ね、克巳より2つ上の子供がいるの。』反対するつもりは、勿論なかった。『今度みんなでご飯食べに行かない?』ただ幸せになって欲しかったから。『うん、いいよ。俺も会ってみたい。』ただそれだけだった。
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  • 歩く、歩く 19

    強引に舌をねじいれて先輩のなかを探る。 抑えが…歯止めが効かない このままじゃ確実に「友達関係」には戻れない。 でも引き返せない…引き返さない! 嫌がって首をねじってキスを避けようとするから、その首筋に舌を這わせる。 「や…だって!怒るよ、誠司君!」 「先輩…先輩」悠先輩、大好きだ。耳元で囁いて、制服のボタンを外していく。 片手で両手を抑えながら。 「だって…僕は…」戸惑うような、曖昧な目。そん
    にゃんこ  [1,517]
  • 歩く、歩く 18

    「誠司君は無理やりしたりするような人じゃない」…限界だ。この一言で俺は臨界点を越えた。「貴方に…貴方に俺の気持ちの何が計れるんです?無理やりできないと思うんですか?…教えてあげるよ、先輩。男はね、理性だけじゃいきていけないんだ」嫌われてしまえ、いっそ。 俺は背後に横たわるベッドに先輩を組み敷いた。 「まっ…」待って、と言いかけた唇を唇でふさぐ。 前みたいに優しいキスじゃない。 喧嘩しているみたい
    にゃんこ  [1,250]
  • 歩く、歩く 17

    「誠司君は…えーと、本当にそういう人なの?」どういう人だ。 「いや、俺は普通〜に女の子好きでしたよ」「過去形になっちゃうんだねえ」不思議そうに首を傾げる先輩にやばいくらいときめく俺です。 …先輩の家で、二人きりで…どうしよっかな…。 「いや、先輩のいうそういう人になったんじゃなくて貴方だから好きなんですよ…わかるでしょ?貴方が例えば明日女の子になっても猫になっても虫になっても好きなんですよ」この
    にゃんこ  [1,155]
  • 歩く、歩く 16

    俺はわざと頬杖ついてニヤニヤしてみせた。 「わかってないなあ〜。その女子は先輩と嘉納先輩が、ラブラブで早くまた幸せになれるといいですね、みたいな意味で言ってるんですよww」先輩は絶句して、動揺しまくって何故か置いたペンを握った。 そしてまた置いた。 無意味だ。 全てが可愛すぎる。 「いまや世間はそう見てるんじゃないですかね?プリンスとイケナイ恋愛…みたいな」でえいっと、先輩は消しゴムを俺の額にぶ
    にゃんこ  [1,895]
  • 歩く、歩く 15

    それから吹っ切れた俺は、まず噂には噂で対抗した。 「藤田先輩はいまだに嘉納先輩のお見舞いに行ってるよ」「何時間も話しかけてるんだって」「あの事件以来不眠症になっちゃったんだってさ」別に嘘じゃないしな。 自分の友達からさりげなく話題に入れて広めていった 特にその手の話に弱い女子が「藤田先輩可哀想!!」とか言い始めた時は机の下でサムアップしたww グッジョブだぜ、誠司! しかし、11月後半、受験勉強
    にゃんこ  [1,400]
  • 歩く、歩く 14

    病院のロビーで俺は頭を抱えて座っていた。 男同士とか、そんなんはまさか自分にふりかかるとは思わなかったけど…まあいいよ、あることだろ。 そこは開き直るとして、あんな姿みて、まだ先輩が好きな俺はなんだ? 悠先輩と嘉納先輩がそういうんじゃないとしても…一ミリだに入れる気がしない あの姿をみれば悠先輩がどれだけ嘉納先輩を大事にしてるかわかる。 …いや、大事になんて言葉じゃなく… 愛してるのがわかる。
    にゃんこ  [1,290]
  • 歩く、歩く 13

    二人でならんで、消えてしまいそうな嘉納先輩を見下ろした。 点滴からしか栄養を補給できないと人はこんなにすぐに痩せてしまうんだ。 自信に溢れて廊下を闊歩していた嘉納先輩のその姿は痛々しかった。 あんなコメントを入れた自分の浅はかさと愚かさを呪った。 「最近、ご両親も来ないんだ…」先輩の里親だ。 悠先輩は極めて優しい手つきで、眠る嘉納先輩の額を撫でた。 そこに込められた愛情は、俺がどんなに望んでも得
    にゃんこ  [1,319]
  • 歩く、歩く 12

    むきになって怒ったり、静かに笑ってみたり鋭く分析したり。 わかればわかるほど、不思議な人だ。 俺はぶうたれてる先輩にサヨナラを告げ、一人にやにやしていた。 なんか面白い。 こないだまでつまんない毎日だと思っていたのに。 ただ、先輩と嘉納先輩のことに想いが及ぶと笑いが引っ込んだ。あんな人がライバルじゃ、勝ち目ないしな。 先輩は否定してたけど、あの二人の絆に割り込める筈がない。 それでもその日から俺
    にゃんこ  [1,401]
 
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