トップページ >> ボーイズラブの一覧
ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。
-
歩く、歩く 2
嘉納先輩に付き従う護衛のような取り巻きたちの動揺は見ていて愉快だった。 ある生徒は不登校。ある生徒は先輩を意識してポストプリンスを狙っていた…けど周囲に「狙っている」と意識されてる時点でかなり、痛いww。一種の宗教みたいに、先輩を崇拝していた奴等の陶酔している目が気色悪い。刺されて綺麗に横たわる王子様。 それはそれでやはり伝説。早川が一方的なストーカーで嘉納先輩に付きまとっていたという世間の風潮
にゃんこ [1,426] -
歩く、歩く 1
人生、何があるか解らない 俺はそれを体感していた。 ついこないだまで人生を謳歌していた学園のヒーローが刺されて植物人間になるという前代未聞の不祥事に見舞われた俺の学校。 密かに俺は興奮してしまった。 こんな事件に遠巻きながら参加しているなんて、と。 まるでドラマみたいだった テレビで見たことのあるリポーターが俺たちを捕まえて聞く。 刺した早川と嘉納先輩のことを。 二人はどんな関係だった?嘉納君は
にゃんこ [1,877] -
ライアー 完
泣きながら、目を覚ました瞬間僕はアキヒトが死んだことを知っていた。 けれどそれはある意味では間違っていて…アキヒトは目覚めない…そう、植物人間になっていた。 数日後、病室に入るとそこに彼がいた。 安らかに、静かに。 彼の心を置き去りにした脱け殻だ。 僕は座って話しかける。 ねえ、帰っておいでよ 人形みたいに寝かされているその姿は、あの日のボロキレみたいなアキヒトよりも一層生気がなかった。死にたい
にゃんこ 〜始めから終わりまで読んでくれた人ありがとうございました。ニコマークをつけてくれた人、とても嬉しかったです★ [1,094] -
ライアー 28
ここは…空き地だ。 緑のクローバー。 青空、白い雲、真夏の匂いアキヒトが笑っていた。 口にタンポポをくわえて「食えたぜ、ほら」と飲み込んだ。 僕も笑って真似をして、やっぱり食べれず吐き出した たくさん走った。手を繋いで、無意味に走った。走っているうちにいつの間にか子供に戻っていた。 やせっぽちの少年2人。 彼は遠い目をしていた。 僕らは並んで座って、凄い早さで流れていく雲を見送っていた。「綺麗だ
にゃんこ [1,289] -
僕の居場所?
部屋の奥に朝昭はいた。 朝昭は僕を見ると、立ち上がり両手を広げた。 「おいで。広俊。」 僕の頬に涙が流れる。 『とも兄…』 その時、僕は朝昭が好きだってことに気付いた。 「広俊……?」 心配そうに見つめる朝昭に僕は飛び付いた。 朝昭は僕を優しく抱きしめるとあの低くて響きのある声で囁いた。 「広俊…。お前が好きだ。誰にも渡さない。」 その言葉がとても嬉しかった。 僕は抱きしめ返して、こう呟いた
龍 [1,599] -
僕の居場所?
目が覚めると布団の中にいた。 部屋には僕一人しかいなかった。 ベットからおりると無性に朝昭に会いたくなり、施設中を探し歩いた。 何回も、何十回も、施設を歩きまわった。 だが、朝昭の姿はなかった。 歩き疲れて、部屋に戻る。 ガチャ…
龍 [1,608] -
僕の居場所?
「広俊……」 僕の名前を呼びながら、シャツの中に手を入れ、突起を弄る。 『ヤッ!……ンッ……』 必死に声を堪える僕を見て、嬉しそうに微笑む。 「広俊…可愛い。でも声抑えないで。」 そう言いながら、ズボンを下げ直に僕のモノを触る。 「こんなになっちゃって。広俊はいけない子だ。そんな子にはお仕置きが必要だと思わないかい?」 そう言う朝昭の声が低くて、とても心地いい。 朝昭は僕のモノを口に加えた。
龍 [1,738] -
僕の居場所?
『とも兄…仕事は?』 「終わったから来たんだけど?」 そう言って、僕の涙を人差し指で拭った。 次に僕が目を開けた時、天井が目の前にあった。 …と言うか、朝昭の顔があった。 朝昭は僕を真っ直ぐ見下ろしていた。 『ともに……』 僕の声は朝昭の唇で遮られた。 突然のことで理解するまでに時間がかかった。 朝昭の肩を押し、引き離そうとするがビクともしない。 『……ンッ!!……ともっ…に、ぃ…』 僕の口
龍 [1,498] -
僕の居場所?
「邪魔。」 朝昭は僕を突き飛ばした。 ここ最近、朝昭は冷たく、僕と目を合わせようとしなくなった。 僕は部屋に戻り、ベットに座った。 『とも兄…この頃、冷たい。つい最近まで僕が行くと優しくしてくれたのに……僕のこと嫌いになったのか…』 そう言ったらいつの間にか涙が頬をつたっていた。 その時、 ドンッ!! いきなり、朝昭がドアを勢いよく開けた。 朝昭はそのまま中に入って来て、鍵を閉めた。 そして、
龍 [1,618] -
僕の秘密?
それから数ヶ月が過ぎ、僕は朝昭にすっかりなついていた。 『とも兄ぃー!!』 そう言いながら掃除していた朝昭にとびついた。 今までの僕は何気なく日々を過ごしてきたが、今は朝昭といるのがとても楽しく、幸せだった。 そんな時、事件が起こる。
龍 [1,514]