官能小説!(スマートフォン版)

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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • まったくもう 10

    ン…ハアッ…ンッッ… 小さいあえぎ声が、妙にいやらしくて僕は我慢が出来ないとこまで来ていた。 制服の黒いズボンのチャックに手をかける…が、さすがに躊躇う。いいのか? まずくないか? これはもはやキスの実施を越えてるよな? だが、指はチャックのツマミを引き下げにかかっている。 そっか、もう自分の理性は飛んでいるらしいや。 唐突に、良夜の右手がその手を止めた。 僕を見上げる目が、明らかにうろたえてい
    にゃんこ  [3,790]
  • まったくもう 9

    だが。 僕だって『初めて』なわけだ。 こ、この先どうしよう。 あ、そうか…女子とはやってても男子とは初なわけだから、多少ぎこちなくても…。僕の意識が戸惑いの領域に差し掛かり始めたとき、良夜が「奏太?」と恐々呟いた。その口調は確実にいつもの良夜ではなく…どうにでもなれ、と始めたこの行為が…なんとゆーか、どうにかしないとに切り替わった。限りなく優しく、良夜にキスしてコタツをおしやりつつ押し倒した。初
    にゃんこ  [2,935]
  • まったくもう 8

    良夜。オタクで、地味な僕の親友。 そんな一番身近な友達と僕はいま、キスをしているのだ。 ひょんな成り行きから。 はだけたシャツの隙間に手を差し入れる。唇のなかで踊っていた舌が、ビクッと跳ねた。「ダメ」舌が邪魔で「らめ」に聞こえて、僕は何かのスイッチが入ってしまった。 完全にアウトだ。僕は、親友に欲情している…可愛くて仕方ないと思っている。 「良夜、実地しとこ?」手が、良夜の小さな粒みたいな乳首
    にゃんこ  [2,728]
  • まったくもう 7

    僕だって地味だけどいっちょまえの男子だ。 アダルトサイトで見たことある知識をフル動員して、良夜の唇を征服しにかかった。 いかにも手慣れた風じゃなきゃダメだ。 これは命懸けの挑戦だと言える。 男のプライドの問題…だから。 良夜が固まってる。反射的に押し退けようとした腕を、僕は押さえつけていた。柔らかい唇に、強引に舌を入れる。 顔を背けた良夜に、言ってやる。 「口で説明したって、限界あるだろ?」良夜
    にゃんこ  [2,459]
  • まったくもう 6

    「いや、だけどさ、まだ早くないか?」そうだ。 良夜、お前は間違ってるぞ…キスのキの字も知らない僕に教わるなんて、と言いたい口から、苦しい言い訳が飛び出す。「櫻井と付き合ってからでも遅くないだろ?」…。…あれ? 良夜が進化した! トマトから唐辛子へと!! …嘘、嘘…やだあ、この展開…まさか…。唐辛子はほとんど涙目で呟いた。「…ごめん、実は…昨日告って…お、オッケーもらって…」僕は絶句した。そんな…
    にゃんこ  [2,042]
  • まったくもう 5

    人は、余りにもびっくりするとその事実を全力で拒否するらしい。 良夜は止まった。 良夜の頭は真っ白だ。 トマトな顔色が一気に引いた。 …僕は彼を失礼だと思った。 後に引けないと思い、畳み掛けてみる。 「中3の時に付き合ったもんね」良夜の目が、見開かれた まさか、そんな。 そういう目だ。 …僕は彼を更に失礼だと思った。 だから、更に更に畳み掛けてみる。 「いくとこまでいったもん…夏休みに」リアルジョ
    にゃんこ  [1,988]
  • まったくもう 4

    …!!!!! 良夜に、好きなコ?? に、二次元人間に? いやまて、二次元な話かもしれないじゃないか。 「…リアルだぞ」読まれた。 僕の目が語ったらしい。「ま、マジでか」「う、うん…」ま、真っ赤じゃん〜! おい、おい、おい(笑) もちろん聞きたいのはこの先だ。 「ちょ、誰?」良夜は真っ赤だ。 どんなイタリアントマトでも敵わない赤さだ。 「…い、言うの…?」何だよ、こいつ〜(笑) 首筋まで赤い。目が
    にゃんこ  [1,925]
  • まったくもう 3

    学校が終わって、帰宅部な僕らはまっすぐ家へ帰る…と言っても、良夜は俺の家だけど。 毎回なことなので、パジャマは適当に僕のシャツやらジャージを着る。 体格が良夜は華奢だからだぶだぶなとこが、多少傷つく(笑)。 といっても僕はデブじゃない、…多少、ぽっちゃり、くらいかなあ…。 「ただいま」「…いや、お前の家じゃないんだけど」お約束な会話。 母親、至って普通にお帰り〜、の声。 良夜くんいらっしゃい、み
    にゃんこ  [1,727]
  • まったくもう 2

    良夜が僕を見つけた途端に近寄ってきた。 靴から上履きに履き替えている間中、 「なあ、昨日、ようつべでミクたんの歌聞いてて思ったんだけど…」とか痛いこと言ってる。 日に長らく当たってないと思われる白い肌、細い首筋…言ってることと同じくらい痛々しい細さ。「ミクたんとかゆうな」笑いながら階段を上がっていく。良夜お気に入りの二次元彼女は、歌もうたえる万能アイドルだ。…髪が緑色で、変なリボンをつけている。
    にゃんこ  [3,216]
  • まったくもう 1

    風を切る自転車。蒼く輝いて雲ひとつない紺碧の空。 僕は鼻唄を歌いながら、畦道を走っていた。田舎の空気は時折、肥やしの匂いに息がつまることはあっても概ね爽やかだ…修学旅行で行った東京の人混みと空気の汚さを思いだし、複雑な気持ちになる。 憧れがないわけじゃないけど…僕みたいに呑気な奴が渡り合える世界じゃなさそうで気後れしてしまった。 高校二年後半にもなってまだ進路を決めかねている…大学に行くのか、専
    にゃんこ  [2,610]
 
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