官能小説!(スマートフォン版)

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ボーイズラブに含まれる記事が1120件見つかりました。

 
  • 君に言いたいコトがある4

    ラブレターを渡せないまま、昼休みになってしまった。 なんか気まずくないか? あの女子、直接翔に渡してくれたらいいのに! 俺は多少イライラしつつドカベンをかっこんでいる翔に声をかける。 「なに?…なあなあ、この冷凍の唐揚げって結構うまいのな〜♪♪」いや、この際唐揚げの情報はいらない。 「ほら、これやるよ」薄いピンクの可愛い手紙を渡す。 俺が恥ずかしいのはなんなんだ…↓ 「…ナニコレ」綺麗な顔が台無
    ねこ  [2,932]
  • 君にいいたいコトがある 3

    「え〜と、中崎だよな。だから、ごめんって」「…なんだよ、拍子が抜けるな…てっきりケンカ売ってるんだと思ったのにさあ」ぶ〜っと膨れている。「違うよ、お前のその髪がさ…目立ってたから」「髪?…ああ、なんだよ…もう。俺のこれ、地毛なんだぜ?俺、クウォーターだし。4分の1ロシアの血が入ってんだってさ…笑えるだろロシアなんて」からっと弾ける笑顔。 くるくる回る表情に魅せられてしまう。面白いやつ! 「なあ、
    ねこ  [2,843]
  • 君にいいたいコトがある 2

    「高橋碧(みどり)です。よろしく…」新しいクラス。必要最小限の自己紹介を終えて、俺は席についたみどり、なんて嫌な名前だ。ガタイいいのに女みて〜だし、嫌んなる。早速、頭の薄い担任が 「いや〜碧なんて可愛い名前だなあ」とか言いやがって、何人かが笑う。ま、毎度で慣れてるからどうでもいいや。…てゆうか…。今朝見たあいつが、まさか同じクラスとは思わなかった。斜め前にいる。キラキラ光る髪、長い睫毛…大きな目
    ねこ  [2,594]
  • 君にいいたいコトがある

    新学期。やな言葉。高校一年生になる。…実感、なし。これが朝、起きたときに過った俺の思考。俺の行くのはバリバリの進学校で、中学んとき仲良かった奴等は皆、普通の高校に行っちまった。俺だって本当はそっちに行きたかった。なのに俺の親父が絶対に認めねえから…。「俺が医者なんだから、お前が医者になるのは当然だろう」が、親父の口癖。漫画みたいな頑固親父! だから、当然俺は新しい学校に対してワクワクもなんもなか
    ねこ  [3,093]
  • それでも僕は エピローグ

    クリスマス当日。僕らはお互い何となく緊張していた。僕の寮部屋は他に誰もいない。実家に帰ってるから。「え〜と」ほらな〜。先輩が妙に「知識」をリイチ先輩から仕入れたりするからぎこちなくなるんじゃん…(>_<) 「あ、あのさ」モンブランのケーキを目の前にして、先輩が切り出す。だあ〜、僕なんて今まで誰かと付き合ったこともないんだよ? こ、こういう雰囲気、どうしたらいいの? 「な、なに?」先輩は挙動不審だ
    ねこ  [1,888]
  • それでも僕は 14

    「…ごめんな、気づくの遅すぎだよな。俺さ…多分、無理やりキスしちまったあの日から…お前のこと好きだったんだと思う。でもさ…馬鹿だからわかんなかった。ユウキに対しての気持ちは突然すぎた。でも、お前への気持ちは…ゆっくり、ゆっくり重なっていたから」先輩! 馬鹿、なんで声でないんだよ!! 「…辛かったよな、俺…曖昧な態度で。お前が泣かないように必死に笑顔作る度、抱き締めたかった。でも、怖くて出来なかっ
    ねこ  [2,133]
  • それでも僕は 13

    「昨日さ」吹きつける風に飛ばされないくらいの声で、先輩は話始めた。もう! 教室で話せばいいのに!「ねえ、先輩ってば…」「昨日、ユウキと話したんだ」木崎先輩と? 「自分の気持ちを確かめたくてさ。色んなことわかった。俺はやっぱり…」嫌だ、聞きたくない。僕の塞ごうとした両手を先輩は強く抑えた。「聞いて、鈴」…。「やっぱり、ユウキが好きだった」…。わかってるよ…。「鈴、「だった」んだ。ユウキは…過去だ」
    ねこ  [1,888]
  • それでも僕は 12

    どんどん月日を重ねて、もう寒い季節。つかず離れずの僕らの息も白くなって…。もうすぐ、聖者の誕生日ってイベント。 寮生活者は自宅に帰ってもいいし、寮で過ごしてもいい。 春休みも夏休みも僕は寮で過ごした。「俺も毎年、帰らないな…ま、邪魔したくないしさ」叔母に帰ってくるなと、きっと言われてるんだろう…先輩は、わりと嘘つくの苦手だね。 「じゃ、僕ら一緒にクリスマスいられるね」自分でも予想外に無邪気な言葉
    ねこ  [1,679]
  • それでも僕は 11

    「鈴のこと、知りたい」先輩にそう言われて、僕は戸惑った。 「話すことがない…僕は平凡だから」先輩の長い指がそっと触れて僕の頭を自分の肩へ引き寄せる。「平凡な奴なんていないよ。お前には、お前の物語があるだろ」それはね、先輩と出逢ってから生まれたんだ。「僕は…先輩と出逢うまで、人と関わるのが怖かった。一人でいいって本気で思ってた。先輩が、僕を見ていたなんて知らなかったから…びっくりした」クスッと笑っ
    ねこ  [1,562]
  • それでも僕は 10

    「先輩…あの…」「鈴、お前って意外と読めないよ」…それって誉めてるの?でも、あんまし考えらんないや、あったかいから 「鈴、キスしてごめん。なんかさ、お前が屋上こなくなって…避けられてさ…自分でもよくわかんないんだけど、めちゃくちゃ痛かった」…うん。 先輩は寂しがりやだもんね、と心で呟く。 「お前の気持ち、誤魔化したりしない。今すぐ、他の奴に向かえるほど俺は器用じゃない…けど、失うのも痛い。…俺っ
    ねこ  [1,375]
 
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