官能小説!(スマートフォン版)

僕の秘密?

[1287]  2010-07-21投稿

僕は沈黙に耐えれなくなり、チラっと青年の方を見た。

ドキっ……

その瞬間、僕の胸に高鳴った。
青年が僕を見つめていた。

…と言うよりも睨んでいた。

『あの…僕…』

「宇佐見広俊……」

僕が名乗ろうとした時、青年の低くて響きのよい声が遮った。

『え?』

「俺、捨て子だったから名前、園長が付けてくれた。朝昭(トモアキ)って言う。」

そう言いながら、どこか淋しげな表情をした。

〔この人も僕と同じなんだ…〕

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