それぞれの明日 7
俺の意識が戻ると警察が事情聞きにきたり、取り巻きが見舞いにきたりとワラワラいろんな輩が来やがるようになった。
面倒くせーのは、自称俺の彼女で、奴は泣きながら心配だったとかほざいてるけど恐らく…殆ど確信してるが、見舞いに来てなかったんじゃないかと踏んでるww
だって俺に「お手洗いどこにあるの?」なんて聞くんだぜ?
知らねえっての。
バカ女が!
取り巻き連中に涙でうるうるした目で、媚び売って…「あたしの一番」らしいカオしてみせる。
悠は俺を嘘つきって言うけどさあ、俺から言わせりゃみーんな嘘つきだ。
さて。
俺はいよいよ本格的にリハビリしなきゃなんなくなった。
最初、自分の細くなった手足に引いたもんだが、やんなきゃなんないんだからしゃあないよな。
ったく…早川、てめえが目の前にいたら俺が二度殺してやんのに。
まず、上半身起こすとこから始まって、ベッドから降りる、立つ、と順を追う。何気なくやってきた簡単な動作にいちいち悲鳴あげるくらいの関節の痛みと疲れが襲う。
くそ…!
なんで俺がこんな目にあわなきゃなんねえんだよ!!
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