官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ボーイズラブ >> それぞれの明日 12

それぞれの明日 12

[1352]  にゃんこ  2010-07-31投稿
「…何の話?」

…こいつ、誰?

男は笑って、俺の正面に来た。その目は笑っていない…見透かすように、鋭い。
「俺はね、お前が殺した早川先生の甥っ子だよ」

…なあるほどね? 警察もなにやってんだよ。
俺にこーゆーのが近づかないようにするのが役目だろーが!

「で?俺にトドメを指しに来たわけですか?」

「お前、なあんとも思ってない?朋子が死んだこと」
俺は逆撫でするのをわかってて、ニヤリとした。
俺を殴ればコイツは刑務所行きだからな。

「悪いとは思ってないですよ。なんで俺が思わなきゃなんないわけ?
そもそもさ、取り引きを持ちかけたのはあんたのおばさんだよ。
金をやるから抱かせろってさあ。で、俺は金はいらねえっつっただけ」

と、話すのはここまで。 万が一レコーダーなんか持ってたらヤバいからな。

男は一瞬、煌めく目で俺を射抜き、それから笑わない目で笑った。

「面白いよ、お前…」

「俺は面白くねえ。恨みがあるのはこっちだぜ?
大事な時期に…」

男の手が唐突に俺の首に伸びた。
じわじわ締める。
誰も気づかない。

男は俺の首を上げて、そのまま唇を押しあててきた…

感想

感想はありません。

「 にゃんこ 」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス