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テイクイン5

[1502]  クォタ  2010-08-05投稿



「あっほ…このクソカス野郎!何すんだよ!!」


「ッテぇ〜…!今マジ痛かったんだけど…」

カズミは顔面を抑えてうずくまってるけど

そんなん知ったこっちゃねぇ。

「お前がいきなり気色悪ぃ事するからだろ!!」


「気色悪いって!(涙)
だからって何も本気で殴る事ないじゃん?」


「あーもううっせぇ!死んでろ下手クソ!」


「ヘっ(タクソ)!」


何か後ろで喚き声がしてるが
知らん。
俺は奴を残し、その場から去った。


頭が悪いのは元々だ。

しかし、
奴の脳がここまでいかれてるとは思わなかった。


(普通するか?平気で!
何が、上手かった?だよ笑わせんなボケ!!調子乗り過ぎなんだよ!!)


…くぐもった声、滑った生温かい感触。

ゆっくりと吐き出す熱い吐息。


一瞬にして何とも言い難い想いが溢れて


「……気色悪ぃ。」



口の中は食べられたハズの加工さくらんぼの味が残っていて





妙に胸焼けがする。

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