官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ボーイズラブ >> 晴れの日の一日,5

晴れの日の一日,5

[1532]  2010-08-10投稿

「ねぇ、克巳くんって歌上手なんだねぇ。」

「そうでもないよ。普通だろ。」


茶髪にふわふわの巻き紙の女の子。

さっきからやたらベタベタしてくる。

…はぁ、早く終わんねぇかな。










「よし、じゃあそろそろ出ますか!」

あれから三時間。
…やっと解放される。


「ねぇ、これからみんなでご飯行かない?」

「ぉ、いいね〜。
行こ行こ♪」


……勘弁してくれ。






カラオケを出て店までの道を歩いてると、またさっきの子が近付いてきた。


「克巳くん、楽しかったね♪ねぇ、今度は二人で遊びに行かない…?」


綺麗に付けられた睫毛と、テカテカ光るグロスの唇。


「ん〜、俺今金ないし。
それに最近忙しいし。」

「えー、お金は私が出すからぁ…。ダメ?」


上目遣いでお願いしてくる女の子。

今までは誘いに乗ってた。
けど今は……。


「じゃあ、アドレスだけでいいから教えて?」


素早い手つきでキラキラの携帯を取り出す。


「アドレスぐら…ぃ……………。」


…えっ?


「どうしたのぉ?」





夏輝さん?






俺の視線の先には、
女の子と手を繋いで歩く夏輝さんがいた。

感想

感想はありません。

「 夏 」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス