官能小説!(スマートフォン版)

ぶぁか! 4

[2519]  にゃんこ  2010-08-13投稿
着てやる!

と息巻いたものの、いざ袖を通すとなると…なにやら物凄く…後ろめたいような複雑な気分だ。

特に背後にコットンがいるとなれば…。
男同士、着替えなんぞ普段は別に気にしやしないが…
俺の戸惑いを察知したのかコットンが

「オイオイ、恥ずかしいのか?心までメイクアップか…やるな、サトっち」

とかニヤニヤしながら言いやがる。
く、くそ!

「めんたまひんむいて、見てやがれ!」

俺は短パンとTシャツを脱ぎ捨てた。

「ほう、トランクスにメイド服とは新しいな」

「うっせえ!」

真夏に、何をやっとんだ、俺らは。

そんな若干悲しい思いを抱きながら我が汗の結晶、メイド服に身を包む。

…あ。

しまったああ!

う〜…い、言うしかない…
「コットン…」

「なに?」

…くそー(/_ヽ;)

「う、う…後ろのファスナーあげて」

ぎぃやあああ!
いやだあ〜!

俺の馬鹿!
考えてみろ!
総勢八人の男子どもが互いにファスナーを上げているエヅラを!!

コットンはニマリと笑って「よしよし」と背後に回った。

「後ろ姿だけ見てるとさあ…妙に色っぽいよね」

この馬鹿旦那が!

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