官能小説!(スマートフォン版)

ぶぁか! 8

[1943]  にゃんこ  2010-08-19投稿
俺は深呼吸した。
俺は今から、俺じゃない。メイドさんだ!
だが、死んでもあいつをご主人様とは呼びたくない。ちっ、しゃあねえ…。

「ボロキレなんて、酷い、寿(ことぶき)くん」

Σ(゜д゜;)!!

すげえ勢いで振り返ったアホ若旦那ww。

しなっとした仕草で、ちょっと上目遣いしてみる。
「えっ?さ、サトッち?」
「お休みを削って、一生懸命作ったのに…頑張ってくれてありがとう、その言葉だけでいいのに」

ナーイス!
俺、ナイス!
不馴れな女言葉は不気味だから、極力可愛く言ってみる。「だわ」とか「よね」とかはやっぱり無理だし!
コットンめ、かなり動揺しているじゃないかっww

「い、いや、サトッちが頑張ってくれたのは解ってるし…本当にありがとうって思ってるし」

しどろもどろだな、おい!
俺は

「ほんと?」

と小首かしげてみせた。 男子の好きな仕草ランキング上位だろ?

コットン、まさかの赤面!
…た、楽しいwwww!

「本当に」
と、若旦那。
「本当にほんと?」

俺は…素質あんのか?
我ながら怖いぜ!
「本当だってば」
「わあい♪良かったあ」
俺は無邪気に喜び、にっこり微笑んでみせた。

感想

感想はありません。

「 にゃんこ 」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス