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テイク 16 ドキドキデート編

[1348]  にゃんこ  2010-11-09投稿
紙袋持たされて、呆然と突っ立っている俺です。

「なんで?誕生日でもないのに」

ん〜?と双葉は唸って、さあ…と首を傾げた。

「似合うから。あ、理由がどーしても必要なら、初デート記念って事で」

う゛…。
オカシイ。
絶対変だ!!!

「お前、やりすぎ」

「やるならトコトン、がモットーでねww」

嘘だろ、いつからだよ!

双葉って…あ、でも前から強気なとこあったな…。 もしか彼女いる時ってこんなんなのかも。

慣れてるのは双葉じゃん。
…?
今、俺…。

いやいやいや、何でもないし!
関係ないし!

かんっけい、なあーいっ!
「気にいらない?値段的にそのレベルしか俺、無理」
えっ、と焦って首を振る。
「気にいらなくない、これでいいよ」

「ん、良かった」

…すごーい素直に笑うんだよね、双葉って。

俺のこと、バカってよく言うけど、双葉の言い方は好きだな。

意地悪くないから…いつだって呆れたみたいに笑ってる。
「あの、さ」

小さく、言う。
「ん?」
「双葉…あの…」

なんだよ、と重ねて聞かれて、ようやく言えた。

「アリガト」

そしたら
ブニョって頬つねられた。
(≧Д≦)モー!

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