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ラック・ガール #52

[3840] 輪廻 2011-03-09投稿
リルナは蹴人がまだ満足仕切っていないことが、見て分かってしまった。

「……まだ、足りないみたい…」

「…これ以上は。マスターに悪い……。
リルナ……だめだ…………」

蹴人に這い寄って、ゆっくり彼の体を押し倒してやると、主導権はリルナに移った。

「ね………。私に出来ることなら…全部、させて…」

「リルナ…っあ……」

まだ硬いままの蹴人の熱い肉根を、
リルナはゆっくり跨いでから、
愛液で濡れきった割れ目にそっと結合させ始めた。

「……っは、あ…やっと……やっと…あなたと…っうぅ……ん!」

「はぁぁ……っ!…リル…力ぬけ……っ!締まる……!」

「……ぅうんっ!!…ゆっくり…動くね…」

リルナは掻き混ぜる様に、腰から下を動かし、慣れさせてから、上下に動き始めた。

「……熱い…熱いよ…!」

「…ああ、お前の中も……熱いッ…!」

ぐちゃぐちゃとお互いに絡み合う感覚が二人には分かった。
熱い肉壁と肉棒が、
互いに求め合い、絡み合っている様だった。

「………あっ!…あぁっ!…ああ…!」

「…はぁ…!…リルナ……!」

「初めて……こんなに…一人の人が……愛しいの……!!…蹴人…もっと……!!」

「リルナ…!!!お前が満足するまで……ずっと……ずっと…してやるからな…!」

喘ぎ、涙を零しながら、
突き上げる毎に増す、
蹴人への愛しさを感じていた。

「…あぁあ…!!ああ…!はぁ…!ぁう!!い…いいよ…!!あ!!イキそうだよ…!!」

蹴人は限界まで突き上げる速度も回数も上げた。

「リルナ…!!!一緒に………!イこう…!」

(嬉しい……。ちゃんと私に合わせてくれるんだ…。蹴人もあんなに気持ち良さそう…。お互いに気持ち良くなれるんだ…。こんなの……)

「こんなの……!!初めてだよぉ…!!
ひぁぁあ…!!ああ……!!
蹴人…蹴人…!!!
イっちゃう、イク…!!
イ…ク…!!!!」

「はぁ……!!ぁああ…!!リルナ…!!!」

リルナの体が蹴人の上で、静止した。
びくんびくんと体が跳ね、
絶頂が二人を包んでいた。

リルナは力なく、蹴人に抱きついた。

「…はぁ…はぁ…」

「……はぁ…はぁ。はは、重いってリルナ」

「…ひどい」

「…冗談だ…。気持ち良かったか…?」

リルナは小さく頷いた。
蹴人は彼女の髪を撫でた。

「……いつか……。マスターにきちんと言わないとな…。お前とのこと…」

「会えるかな」

「会える…会えるさ」

不安そうな瞳を隠す金の髪をかきあげ、
その赤ん坊のような額に、優しくキスをすると、
リルナはどこまでも深い碧い瞳をつむり、
にっこりと笑った。

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