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俺の生きる意味 24

[1005]  2011-03-11投稿



俺は夢をみた。

優しい光の中で蒼星が抱きしめてた。

とても心地よくて、安心出来る夢。


だが、俺は痛みで目を覚ました。

切ってるんだから当たり前と言えば当たり前なんだが痛すぎる。

俺はナースコールを押した。

「どうかされましたか?」

『あの…蒼…じゃなくて北斗先生呼んでもらえますか?』

ナースは分かりましたっと言った。

数分後、蒼星が息をきらして部屋に飛び込んできた。

どうやら全力疾走してきたらしい。

『先生が院内走っちゃ危ないですよぉー』

と俺が言うと今までの焦った顔が呆れた表情になった。

「何か用ですか?黒崎さん?!」

呼吸を調えながら明らかに怒ってる蒼星に手招きをした。

蒼星は横に来るとポケットから薬をだした。

「これだろ?」

薬を見るとピンク色の錠剤。

「痛み止め」

俺はさすがっ!と言って薬を飲んだ。

「早く帰れるようになれよ」

そう言って頭を撫でて部屋を出ていった。

『蒼星っ!!!』

俺が呼ぶと入口から顔を覗かせ、首を傾げた。

『……っとう…』

「え!?」

『ありがとうって言ったんだよっ!!』

少し驚いた顔をしたが、また後でなっと言って姿をけした。

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