官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ボーイズラブ >> クレイジーキャット 12

クレイジーキャット 12

[1059] にゃんこ 2011-03-12投稿

まだ好きなわけ

の質問をはぐらかされたこと、そして更にはぐらかされたことを知っていて受け入れたことに

俺は気づいてた。

ベッドに潜り込んで、目を閉じる。

静留。

この想いは永遠だ、とうそぶいた時、連理は言ったっけ。

永遠の想いなんてない

と。

それは、誰に向かって言ったんだ。

俺?
自分?

…アイツ?

産休に入る担任の代わりに…って静留の話を思い出す
やり手、か。

確かにそれっぽい。

嫌みなくらい、それっぽい
アイツには永遠なんて確かに似合わないね。

直後、自分だって静留への想いが薄れている事実に…いや、認めれば…静留への想いは憧れだったという事実を直視して

赤面した。

俺に永遠を語れるか?

三年越しの片思いは

身体を重ねた途端に、揺れて淡雪みたいに溶けるような俺に。

それでも

身体は正直に連理を求める
静留を神聖視しすぎて踏み込めなかった恋ではなく
連理はあくまで現実だ。
触れれば温かく、優しい…
俺の…。


髪、唇、指、首筋、鎖骨、体温、囁き、匂い

想いが苦しい。

いま連理を抱き締めたい。



感想

感想はありません。

「にゃんこ」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス