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クレイジーキャット 37

[1140] にゃんこ 2011-03-18投稿

幸せで、幸せで。

唇も腕も言葉も全部帰ってきた。

帰り際、別れるときに連理は言った。

「金輪際、俺以外とキスすんなよ!!」

俺は赤面した。

「悪かったってば」

連理はふんっと鼻を鳴らした。

「ったく危なっかしいやつだよ、お前は」

俺は鞄からあの紙片を取り出して、微笑んだ。

「これ、あったから…」

連理がなんかしらんが、急に俺にキスした。

「あんま可愛いと食っちゃうぞww」

俺は、それでもいいよ、といい

それは実行された。




そのころ。


静留は庄野を追いかけ、袖を引っ張った。

「まだ用かな?」

見下ろす庄野に静留は微笑んだ。

「本当はちょっと傷ついたんでしょう」

庄野は驚いて「まさか」と笑った。

「本当は連理を好きだった癖に…でなきゃわざわざ来ないでしょ」

庄野は足を止めまじまじと静留を見つめた。

「ふうん、なる…じゃあそうだったのかもしれない。僕としては…どうだっていいさ」

静留は笑った。
「あと10分あったら、先生何してた?」

庄野は笑った。
「知りたいなら個人的に教えてあげるよ」

静留は言った。

「考えとくww」

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