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ラヴァーズ 9

[2246] にゃーす 2011-04-07投稿
「泉堂さん、俺は…」

彼は軽く合わさった唇を離し微笑んだ。
甘く軽い麻薬のよう。

「大丈夫だから」

その言葉を合図に、俺は彼を寝室に引き入れ押し倒した。

激しく舌が絡み合い、彼の指がもどかしく俺のネクタを緩め、ほどいた。

「藤原さん…僕…おかしくなりそうです…」

突き出された舌を舐める。柔らかな舌、二枚の舌からチュクチュクと濡れた音が響き、さらに気持ちを煽る。

ワイシャツのボタンを外し露になった彼の鎖骨の窪みを舐めた。

「あっ……」

シーツを強く握り、のけぞる。

「俺達、狂ってるよ…どっか壊れたのかな」

囁いて白いシャツの上から突起を探し当て執拗に舐める。

「アッ…アアッ…僕は…元々…壊れて…るから…っ…」

シャツが唾液で透け、尖った乳首が現れた。

「感じてるね…泉堂さん、以外と…こういうの好きなんですか?」

吐息が、淫靡。

舌先をとがらせて粒を弾くようにすると快感の悲鳴になった。

女のように柔らかくはない身体、けれど優美で無駄がない。

慣れた手つきで泉堂の指が下半身の既に硬い部分に重なった。

どうやら
男同士が初めてなのは俺だけらしいと悟った。

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