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セタンスクレ35

[1954] イサヤ 2011-06-23投稿
「原島に、聞いた…」

そっと腕に手を延ばす

「…っ!」

シャツを捲りあげようとすると
反射的に、佐木がそれを制止した

「何…」

「…その反応じゃ、もうこれが"傷"だって…分かってんだろ…?」

「…っ」

痛みを愛情と思い込むことで救われるんだとしても

それには限界がある。
頭で分かっていても
気付かない"フリ"をしていたんだろ

後遺症として同じ錯覚を起こしても

「…っお願いだから…触らないで…」

「嫌だ」

狂気を愛と思い込んでいた佐木にとって
きっとこれは誤算だった

俺が佐木を好きになってしまった事。


「くろか…っんぅ」

誰かを守ってあげたいとか
支えてやりたいとか
初めて思った。
これ以上なく愛してやりたい。

だから…
「逃げんな、佐木…」

「ん…っヤメ…」


今度は俺が。




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