官能小説!(スマートフォン版)

罠 5

[4482] ゴン太 2011-07-22投稿
「社長、どうしたんですか?」


「な、何でもないわ。なんだか熱っぽくて…。」

軽く咳払いなどしながらごまかした。


佐々木が綾の雰囲気を察し近づいてきた。


「頑張りもほどほどにしないと、社長だけのカラダじゃないんですからね。少し奥で休みませんか?」


「ありがとう。でも、村上商事の専務が、来社することになってるでしょう…」


「詳しい時間は分からないと云う連絡がありましたから、それまで休まれたらいいですよ。」



そう言うと、いつも綾が飲んでいる解熱剤を渡された。

開封された粉薬を一気に飲み干し、冷水を流し込んでいった。


白い喉元の動きと胸元の谷間を見ながら、

“白雪姫のあの婆さんは実はエロ爺でした。ゆっくり眠りながら、愛液を垂らしてくださいね…”
と、心で喋りながら
ブラウス越しに乳首の突起を見つけほくそ笑んでいた。


“カラダはもっと乱れて貰わないとね、社長。”


「外回りの営業スタッフは終わり次第帰らせますが、報告は月曜ということで、よろしいですか?」

「佐々木さんは、お客様が見えるまで、いてくれるんでしょう?」


「もちろんです。さぁ、少し休んでから話をまとめましょう。」


その時、佐々木が携帯をとりだし誰かと話しだした。

この電話は芝居であった
朝一番の電話で昼からの商談は来週に変更されていた。

緊張感があれば媚薬の効き目が早まる事を利用したのだ。


「村上商事の専務様に急用が入ったらしく、来週に伸ばして頂きたいとの事です。」


「わかったわ、私も体調がすぐれないので…休ませて貰うわね。」


「休んでください、戸締まりはしておきますから…」


「ありがとう、佐々木さん」



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