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HAPPY Christmas! 6

[1114] にゃーす 2011-12-12投稿

言えっての!


「せ、晴明」

じっと瞬きもせず、見つめてくる

そ、そんな目で見られたら…

「あの…」


晴明は苛つきもせず、真っ直ぐ立っている


「く、クリスマス…晴明に予定ないなら…あの…う、う、家に来ない?」

うわあ、俺、噛みすぎだろう

「家に行ってどうする」

「え?それは、ほら…なんか食ったり飲んだり」

うわあ、くだらねえ

晴明はしばらく黙ったまま…

「楽しいか、それ」

「た、楽しいだろ!一人でいるよりか」

「…じゃあ、いいよ」


え…


「い、いいの?」


「あ」


なんだよ、あって

「じゃあ、クリスマスプレゼント買わなきゃな」


「え??」


晴明はそれだけ言うと、ニッコリ笑った

はっきりいって、コイツと知り合って2年経つが…初めての出来事に俺は呆然としていた

自分が面白くて笑うことはあっても、「誰か」に笑いかけることはなかった

その「誰か」が俺なんてことはもう…奇跡のキャパシティを越えてる

「プレゼント?」

晴明はいつも別れる分岐点へ向かい、俺に謎めいた視線を送り「じゃあな」と消えていった

わっかんねー…

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