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HAPPY Christmas! 10

[1319] にゃーす 2011-12-12投稿
「晴明が好きだ」


暗い部屋に蝋燭の明かり
俺はようやく、伝えられた
きっと晴明は怒るだろう
あくまで「友達」として俺を認めていたんだから

晴明は静かに蝋燭を見つめながら、その光を宿した瞳をそのままに

「知ってる」

と呟いた

「エッ?」

アホみたいに問い返す
し、知ってる??

晴明はいつものらしい口調で

「当たり前だろ
あれだけ僕にかまって…ついてまわって
女に告白されても付き合わなくて
僕が好きだからに決まってるじゃないか




そうじゃなきゃ…

困るだろ…」


消え入りそうな最後の…
晴明はソファから立ち上がり、どうしていいか解らないように髪を指で鋤いた
「晴明!」


もういい
突き飛ばされても


抱き締める
強く抱き締める
棒立ちの晴明が、息を殺してる
物凄い緊張してるのは…もしかして、考えられないけど…まさか…

「俺が…好き?」

掠れた声に

本当に小さな声が耳元で
「たぶんな」

と答えた

引き離して見た顔は…真っ赤になっていて
「たぶん」を確実にするには充分に思えた

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