官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 女教師 >> 彼女の望んだ解答 完

彼女の望んだ解答 完

[4940] 輪廻 2012-07-27投稿
放課後の職員室。
復帰第一日目にしてはよくやったと自らの一日を振り返りながら、雪美は雅次を待っていた。

「やぁ、雪美」

「雅次さん、お久しぶり」

「元気そうでなによりだ」

「そちらこそ」

雪美は空いている教員の椅子を、雅次にすすめた。

「ああ、ありがとう。……話って、彼のこと?」

「雪美には、ちゃんと俺がついてるって…。雅次さん、恭太にきちんと話してくれてありがとう」

「………君を好きだったことに変わりはないよ。ただ、それ以上に大切な人が、俺にはできたんだ」

「今なら分かります。私もあなたが大好きだった。でも、今は恭太が…恭太のことが……好きです」

涼しい夕暮れどきの風が、職員室に入り込んだ。

雅次は満足そうに微笑み、雪美に別れを告げた。

しばらくして、入れ違うように恭太が入ってきた。

「今度の文化祭の実行委員に推薦されかけて…逃げてきた」

「なっ…きちんと話し合わなきゃダメでしょう」

「ウソ、実行委員になっちまった…。これから放課後は大変そうだよ」

「私も手伝う」

「雪美が俺のクラス手伝うのはヘンじゃないか?」

「どうして?」

「どうしてって…」

「もし聞かれたら…答える必要なんてありません」

雪美は少し背伸びをして、恭太にキスをした。

「こうすればいいから」

「バカ」

雪美は、満足そうに笑った。



Fin.

感想

感想はありません。

「輪廻」の官能小説

女教師の新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス