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the angel make love 8

[2321] 輪廻 2012-08-10投稿



翌朝。

朝露が木々を濡らし、
雲間からは太陽が降り注いでいた。

小鳥は木々に留まり、朝日に囀ずっていた。


「……………………」


「……………」


「……………」

「…………………」


「…………」

「………ぃや…」


「…………………どけよ…」

「……………!!やだ………!」


「…………終わっただろ……
…賭けは……」


「……………………………行かないで…」


「……………………どけよ………」


「…………………………一人に…しないで……」


「…………」

「…………貴斗…さん……………………」


「………おら…行くぞ」





「………………………………………好き」

ガタンッと音がして、花子はベッドに押し倒された。

簡単に衣は剥がされ、
簡単に瞳は涙で濡れ、
簡単に髪は掻き乱され、
二人は狂ったように互いを求め合った。


「っ…はぁ!!
んん………はぁ!!
貴斗さ…ん!!」

「花……」


花子の胸はびくんっと弾け、震え悦び、
互いの唇は互いに何度も何度もしゃぶり合った。
貴斗のそれは、花子の脚の間で、先っぽを切なそうに濡れそぼらせていた。

「んんッ…!!ン…!ぁあ…!!
はぁっ!!」

「ゆっくり入れる……」

「はい…!!…………ぁ…!ぁ…はぁ!
はぁっ!!入り…ました…!!
熱い…です…ぅ!!」

「動くぞ……」


「ぁあ…ああ…!!貴斗さん…!!
動いて…ます…!!こんなに…!!
熱い…!!」

花子は涙を流しながら、
必死に彼の挿入を受けた。
気持ち良くて…、彼が愛しくて…、
別れが切なくて…、彼の眼差しが、
胸を締め付けた。

「はぁ!!ひぁあ!!
んん…!!はぁ!あう!!」

「はぁ…!…花子…!
もっと、早くするぞ…」

「は、はいっ!!ぅぅうう!!
ぁあぁあ!!んんんん!!
やぁぁあ!!」


―もっと、もっと…激しく…!!
突いて…!!―

「ぁあ……!ぅあ…!」

「ぅぅう!!だめ…です…!!
イ…キそ…!!!」

―もっと…強く…!!…私の…
…奥に…!!!―

「もっ…と…激しくすっぞ…!!」

―そう…!!―

「ぁぁあああ!!!…貴斗さ…!ぁあ……ひぁああああぅう!!」

―貴斗さんッ…!!!―

「ぅうう!!…花子…花子!!!」

「貴斗さんッ…!!!」

―好き…―
―好きだ…―

永遠の様な絶頂が、二人を包んでいた。

貴斗は体重をかけないよう、花子の胸に顔を埋めた。

「……………花子…」

「………はぁ………はぁ…」

「未練ならあった………」

「……はぁ、はぁ……?」

「俺は生きてる間、女を抱いたことがなかった……」

「え!それってつまり童…んぐ」

「言うな……はぁ、はぁ……。…こうして願いが叶ったわけだ…死んでからだけどな…はは」

「良かった……貴斗さんの初めて…私で」

「…バカ野郎」

二人はキスをした。
何度も

何度も

何度も。

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