官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ボーイズラブ >> モノクロの世界で12

モノクロの世界で12

[2124] 翠蓮 2013-02-23投稿
―――・・・・?



気づくと、俺は仰向けで寝転がっていた。

視界にあるのは雲一つない青空だけで、現状が把握できずポカンと放心状態。

数秒程経ち、ようやく起き上がる。
辺りを見回し今いるこの場所が屋上だと理解した。


「…っ!」

同時に、自分の服装が乱れていることにも気付く。
それも変態並みに。


そして脳裏に浮かんだ須藤の悪戯な笑み。

じわじわと滲み甦る記憶は、俺の頬を熱くさせてゆく。


…そうだ。
俺は、アイツに、
…須藤に、
ヤられ…
…いや、ヤられてはいな…い、か?

ヤられかけ、…違うか。
少し遊ばれただけ…



あれ、何を言っているんだ俺は。


…とにかく。

俺は須藤に、屈辱的な行為を強いられたんだ。




改めて辺りを見回すが、須藤の姿は見えなかった。
それもそうだ。
別校舎に付いてある時計を見れば時刻は2時。
昼休みなんかとっくに終わって、もう午後の授業が始まっている。



「…はぁ」

だけど今の俺には授業に遅刻していることよりも、昼休みの時のことで頭がいっぱいだった。





…あんな展開はあまりにも予想外だった。
思いながら、赤く擦れてヒリヒリ痛む手首を見つめる。

喧嘩上等の心構えで殴り込んだ。体格差で敵わないのは分かっていたから、返り討ちに遭うのも承知していた。


でも拳に対しアイツが返してきたのは愛撫の手。

与えられたのは痛みじゃなく性的快楽で。


・・・つくづく、
アイツの思考回路はよく解らない。


ボコるより、屈辱感を与えるほうが効果あるとでも思ったのだろうか。


それとも須藤はアレか。
ホモなのか。

だとしたら何で女遊びが酷いのか解らない。



・・・・・。

「…どーでもいいか」

溜め息混じりにそう呟いた。
アイツのことであれこれ考えるなんて
時間の無駄に過ぎない。やめよう。


須藤についての思考を遮断し、乱れた制服を整え、教室へ移動しようと立ち上がった、..その時。


ブレザーの、ポケットに入っている携帯が小刻みに震えた。


「…?」

知らないアドレスだった。
それもそうだろう。

他人と関わりたくない俺は、親の電話番号しか登録していないのだから。


不思議に感じながらもボタンを押す。


内容を読んで、眉をしかめた。


"今から視聴覚室へGo!"


…なんだこれ…。

その訳の分からない内容の下に、3つの矢印が下向きでついている。


「…??」

気になって矢印の方向に従う。








目を、見開いた。


そこにあったのは、俺の写真。
ヤられた時の、恥ずかしいあの格好。




…送り主が分かった。

俺は、視聴覚室へ走った。

感想

感想はありません。

「翠蓮」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス