修学旅行のこと。 8
背中から左腕にスポンジは動いていった。指先まで丁寧に。右手、そして首。
一瞬手が止まり、かすかに息を呑む音がした。振り返ろうとした瞬間、後ろからきゅっと、Kが
抱きついてきた。「前も、洗う、ね」と、かすれた声で。
スポンジは胸板から腹へと進む。背中でKの鼓動を直に感じる。ただ、手の長さの問題で、その下には
この体勢じゃ届かない。微かに残念で、でも安堵した。
「こっち向いて?」
…甘かった…
足をまた丁寧に洗ってくれる。
「すごいな、筋肉でパンパンだよ」
そんなことはないって否定しようと思った、けどできなかった。
Kが、うっとりとした表情で、ふくらはぎをいたわるように洗ってくれてるから。言えなかった。
やがてスポンジは太ももまで辿り着く。たぎるモノに、ちらちらと視線を感じる。
「あんまし見るなよ」
「そっちだって、見てるじゃない…」
目の前に、生まれたままの女子の姿がある。目を離せるわけ、ない。
「なんか、すごいよ。初めて見るけど、跳ねてる…」
吐息がかかる。それだけで、出そうになる。
「ここ、スポンジじゃ、マズいかな…?」
ぼそっと呟き、Kはスポンジから泡を絞るように手につけ、両手で包んだ。
瞬間。僕は達した。Kの両手に包まれながら、びくんびくん何度も跳ねて。
そのあまりの衝撃に思わず目を閉じていた。
興奮も落ち着いて、目を開けると、Kの胸から一条の白い筋が滴っていた。
一瞬手が止まり、かすかに息を呑む音がした。振り返ろうとした瞬間、後ろからきゅっと、Kが
抱きついてきた。「前も、洗う、ね」と、かすれた声で。
スポンジは胸板から腹へと進む。背中でKの鼓動を直に感じる。ただ、手の長さの問題で、その下には
この体勢じゃ届かない。微かに残念で、でも安堵した。
「こっち向いて?」
…甘かった…
足をまた丁寧に洗ってくれる。
「すごいな、筋肉でパンパンだよ」
そんなことはないって否定しようと思った、けどできなかった。
Kが、うっとりとした表情で、ふくらはぎをいたわるように洗ってくれてるから。言えなかった。
やがてスポンジは太ももまで辿り着く。たぎるモノに、ちらちらと視線を感じる。
「あんまし見るなよ」
「そっちだって、見てるじゃない…」
目の前に、生まれたままの女子の姿がある。目を離せるわけ、ない。
「なんか、すごいよ。初めて見るけど、跳ねてる…」
吐息がかかる。それだけで、出そうになる。
「ここ、スポンジじゃ、マズいかな…?」
ぼそっと呟き、Kはスポンジから泡を絞るように手につけ、両手で包んだ。
瞬間。僕は達した。Kの両手に包まれながら、びくんびくん何度も跳ねて。
そのあまりの衝撃に思わず目を閉じていた。
興奮も落ち着いて、目を開けると、Kの胸から一条の白い筋が滴っていた。
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