修学旅行のこと。 9
そのKの裸体は、未だ脳裏に焼き付いて離れない。言葉に出来ないほどに、扇情的な姿。
Kは固まっていた。何が起きたのかわかっていない様子だった。
しばらくまばたきを繰り返して、言った。
「泡?」
「…違うよ」
「えっと、じゃ、コレ、なに?」
指で白い筋をすくいながらKは僕に問う。
その単語を出すのが恥ずかしくて、目を逸らして答えた。
「僕の、精子」
「……え、ええっ? えええぇぇぇっっ!?」
静寂の中、Kの叫びが浴場を駆け巡った。
Kは固まっていた。何が起きたのかわかっていない様子だった。
しばらくまばたきを繰り返して、言った。
「泡?」
「…違うよ」
「えっと、じゃ、コレ、なに?」
指で白い筋をすくいながらKは僕に問う。
その単語を出すのが恥ずかしくて、目を逸らして答えた。
「僕の、精子」
「……え、ええっ? えええぇぇぇっっ!?」
静寂の中、Kの叫びが浴場を駆け巡った。
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