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独り占め No.3

[6171]  なまり  2008-11-20投稿

「…ノリ。」

「何?」

「見すぎ。」

「白いなぁと思って。」

「変態。」

「隼、オンナノコみてー。」

「…(後で叩きのめしてやる)ほら行くぞ。」



ノリを連れて剣道場に入ると先に来ていて後輩達が寄ってきた。


「如月先輩!こんにちは!」

「こんにちは。」

「俺にはー?」

「ぁ、園田先輩もこんにちは。」

「(なんだその違い…。
隼もこんなやつらに微笑んでんじゃねーよ!)バシッ」


「イテッ!なにするんだよ!!

「別にー。」

「如月先輩!!大丈夫ですか?…園田先輩ひどいですよ!!いきなり叩くなんて…!」

「そうですよ!!
如月先輩大丈夫でしたか?」

「大丈夫。稽古始めようか」

「「はいっ!」」










「はぁ〜。カッコイイ…。」

「もはや美しいよ。」


ノリ「(なんだこいつら…てか隼はモテるなぁ…。強い上に、顔があんだけ整ってれば当然か。)」


道場の真ん中では、
部長と隼の練習試合。


隼は強い。
後輩の憧れの的だ。


恍惚とした表情で
隼を見つめる。


…部長もそこそこ顔はいいのに誰も見てねー。


そんな俺も隼しか見てねぇけど。


竹刀を真剣に構える隼は、普段と違うオーラで
目が放せなくなる。

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