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あなただけに(アヤ編)2

[3916]  ザクロ  2009-12-02投稿
彼はどぎまぎして真っ赤になった。

「もしかして…やっぱり反感とか…ある?」

「いえ、そんなんでは…」

汗かいてる…

「好意的に受け取っても…大丈夫…?」

彼はどぎまぎしながら汗を拭いた。

「あ…はい…あ、ちょっと…はい…」

おかしかった。
からかってみたくなって、猫撫で声を出した。
「え〜、どっちなのぉ…?」

「…ハイ…スゴイカッコいいなって…」

「なあんだ、カッコいいか…あんまり嬉しくないなぁ…」
「あ、いえ…その…ステキな人だなって…」

彼もそうだろうけど…アタシも相当ドキドキしてる…

「どうステキ…?」

目を見ない彼…

「…あ…きれいだし…あの…可愛いなって…」

可愛いと言われた。
なんかたまらなくくすぐったくて…嬉しかった。


アタシ達は内緒で付き合いを始めた。

女性経験も、そんなにないのか、やっぱり扱いは慣れていない。
なんかオドオドして、仕事の時とはえらい違いだった。
いつまで経っても手を出しそうにない。んで、恥ずかしいけどアタシから誘った。

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