官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ボーイズラブ >> まったくもう 7

まったくもう 7

[2459]  にゃんこ  2009-12-18投稿

僕だって地味だけどいっちょまえの男子だ。
アダルトサイトで見たことある知識をフル動員して、良夜の唇を征服しにかかった。

いかにも手慣れた風じゃなきゃダメだ。

これは命懸けの挑戦だと言える。

男のプライドの問題…だから。

良夜が固まってる。

反射的に押し退けようとした腕を、僕は押さえつけていた。

柔らかい唇に、強引に舌を入れる。

顔を背けた良夜に、言ってやる。

「口で説明したって、限界あるだろ?」

良夜は、涙目で向き直った。

「…そうかな」

…その返事は反則だ。

なんか、一瞬、とてつもなく可愛いとか思ってしまった。

童顔で、華奢だから、驚くほど嫌悪感がない。

…むしろ…。

いや、いやいや、それはマズイ。
仕方ないから、やってるんだというスタンスを崩したらダメだ。
よりによって本気で良夜に欲情したりなんか、するはずないっ!

でも僕は、しっかり良夜を抑えたまま、

「うん。じっとして…少し唇、開けて」

とか口走っていた。

良夜は素直に「ウン」とか小さく呟いている。

ヤバい…また可愛いとか思ってしまった。

両頬に手を添えて、唇を重ねる。

ドラマや映画みたいに、唇の隙間に舌をそっと差し入れる…と、良夜がぴくって身体を震わせた。

構わず、良夜の舌を探る…。

「…ン、そ…うた、モ…やめ…」

真っ赤になって舌から逃れようとする良夜を、僕は本気で攻略しようとしていた。

クチュ…チュ…。

信じられないくらい柔らかい良夜の舌が、僕の舌に追い詰められてとうとう捕まった。

おずおずと、絡まる。

絡めてくる舌を感じて、嬉しくなった。
良夜が、ノッてきた!
初めてのキスで、感じさせてやった!!

ン…ハア…ンン…ッッ

唾液が口はしから零れるくらい、お互い初めてのキスに夢中になっていた。

エロ漫画や、エロ小説にある大人のキスを僕らはむさぼっていた。
こうなると相手の性別などたいした問題じゃないのだ…。

頭の中は、炸裂する、初めて他人と一瞬に体感する快楽でいっぱいだ。

僕の手が、自然と良夜の学ランに伸び…金色のボタンを外していく。
舌を激しく絡める良夜は気づいていない…。

細くて白い首筋…。

シャツのボタンを真ん中まで外す…。


感想

感想はありません。

「 にゃんこ 」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス