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甘い過ち…(9)

[4460]  Y子  2010-03-20投稿
四郎に調教されたタローが私の前を歩く。
ロープをたるませて…私の歩調に合わせてくれる。
私は土手を家に向かってゆっくり歩いた…。

火照ったのは顔だけか
違う!体の芯が火照る!
四郎が私に火をつけた!
…結婚してること?主人?…頭になかった。
九州の同じ大学で、しかも同期。…田舎寄りではあるが遠い東京で逢った奇遇!
…過去 10年を一気に飛び越して戻ったタイムマシーン。

友人も話し相手も居ない私に四郎は初恋の男に想えた…
頭がズキン、ズキンと脈動した!…あの正面に見た四郎の下着の膨らみ…遠くから見た四郎の下半身…タローを引く小さめに引き締まった四郎の臀部…消えない。
理性などなかった。

翌日もその感情は高まり、開店前のスーパーの駐車場に車を止めたのだった。
生理前のあの鈍痛であることも判っていた。
いつもは理性が働き押さえて来たモヤモヤも抑制出来ない!

『カレーを作る』という行為を続けながらも頭の中で違うことが浮かぶ…
炊いたご飯とカレーを縦型のタッパーウェアに詰める…脳ではなく手が仕事をするだけ…色んな物を手がリュックに詰める。
さすがにビールだけは温かいご飯、カレーとは別にビニール袋に、手が詰めていく

時計を見る。7時。夏の7時はまだ明るかった。
リュックを背負いビニール袋を下げて玄関に施錠した。
チューリップハットにサングラスを掛けるとタローが小屋の前で激しく尾っぽを振る…
背中が温かく不快だが仕方ない。汗が背中を伝う

「四郎さ〜ん、持って来たよ〜…」
私は言葉遣いまで昔に戻りビニール袋を掲げて遠くから叫んでいた。
「おお、どうも、どうも!待ってました!!」
テントの入り口に折りたたみ式のちっちゃなテーブルがセットされていた。

私は早速リュックから新聞紙にくるんだ大皿を二枚取り出した。
それにご飯をよそおう。
「これくらい?もっと?」
四郎に尋ねる。
遠くから見たら仲のいいカップルのキャンプにしか見えないだろう。
「そやね…もっとかな…」
私も適当にご飯をついだ

ルーをかけ福神漬を乗せて…傍にラッキョの瓶も添えた
「うわ〜…片岡みどりと夕食か、豪華なディナーだな。鼻が高いな、男子諸君に…俺が最初だね、みどりさん…」
「もちろんよ、四郎さんが最初!…」
私はビニール袋からビールを取り出しながら言った。
「嬉しいな。俺が最初に片岡みどりをものにしたぞ〜!」

私はその言葉にも何故か卑猥な意味を感じた。
今思えば私はかなりのストレスがあったのだろう。

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