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甘い過ち…(11)

[4132]  Y子  2010-03-20投稿
「あっ、明かりを点けような…カーバイトだけど…」
四郎は手先が器用らしくガス灯に灯を燈し少し遠くのロープに掛けた。
「カーバイトは明るいけど…虫が…虫が寄ってくる…」
とか、呟きながら戻ってカレーを頬ばる。

「ああキャンプの雰囲気だね、それに、強制的に汗かくって、気持ちいいね…何年振りかなぁ…見て…もう、ぐっしょり!。お家に帰ってお風呂にドボンします」
私は胸の二カ所のシャツをつまんでパフパフして見せた
「まだまだ!見て!俺なんか、ほら…」
私がパフパフしたからか、四郎はTシャツを胸までめくって見せる。
僅かに見える胸毛の辺りからお腹の辺りまで汗が流れていた。
また、不整脈が起きた…

「みどりさん、テニスしてた時みたいに汗かくといい!抑えるより出す方が気持ちいい。香辛料、掛けてやろうか」
私が黙っていると四郎はサッサッと私のカレーに香辛料を振った

「ぅああ!ご馳走様!…、俺、後で片付けるそのままにしといて!」
四郎はテントの中に引っ込んで、Tシャツやズボンなどとお風呂グッズ篭を両手に抱えて出てきた。
「オイ!…いくぞタロー!お風呂!風呂、風呂!」
と言った。
タローは意味が判って、暗い水辺の方に駆けて行った

「じゃ、みどりさん、行って来る…」
四郎はそう言って5、6歩進んで、またテントに引き返した。

「やっぱ、心配だ!…一緒に行こう!…川で見ててもいいし…みどりさんも顔がテカテカだよ、一緒にシャンプーしないか?タローを洗ってやろうよ…Tシャツで良かったら俺、みどりさんの着替えも持つから…バスタオルも持ったから。暗くて見えないし…良かったら…来いよ」
と言って歩いて行った。

四郎は途中で歩きながら一回転して私を振り返って水辺の方に見えなくなった…
向こうを透かして見るがランプでこちらが明るくなった分、真っ暗闇だ。
静寂が訪れ…微かに水音と四郎の声が聞こえる。

明かりがあるとは言え、こんなところに一人は不安になる。
時々、後ろを振り返って見たりした。
更に、髪の毛の間から汗が流れる。
5分が限度だった。
怖い、不安…
一人で居るよりも二人の傍に居て声だけでも聞こえた方が落ち着く。

私はゆっくりと水辺に向かった…
「四郎君!…こっちでいい…どこ?…」
「ああ、みどりさん、そのまま、真っすぐ、真っすぐ…こっち」
四郎は私の後ろに明かりがあって、私の位置がわかるらしい。
わざと水をバシャバシャと音を立て、位置を知らせてくれる。
タローが私を迎えに来てくれた。

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