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虹色マカロン,3

[3893]  なつき  2010-04-03投稿

「俺はもう抜けてきたけど…一也は?誰かと一緒だろ?」


小首を少し傾ける仕草が、可愛くて可愛くて仕方がないなんて。


「いいよどうせ早く抜けたかったし、連絡だけしとく。」


「じゃあ、2人で何処か行こう?一也の事知りたい。」


そう言って微笑む満は
俺にはとても妖艶に見えた。


「俺も…満の事知りたい。
何処行こうか。
俺の家は遠いしな…。」


近くにホテルがあるのは知ってるけど、ホテルは嫌だった。

俺は満とセフレになりたい訳じゃない。

だから、




「俺ん家は?近いよ?」




満がこう言ってくれた事が凄く嬉しかった。


「行っていいの?」


「駄目な訳無いじゃん。
じゃあ、行きますか。
一也車は?」


「ない、友達の車で来た。」

「じゃあ、徒歩だな。
10分ぐらいで着くよ。」


満が歩き始めて、
俺もあわせて歩き始める。



「……満、飲んでる?」


「飲んでない…けど、
……一也こそ酔った勢いでーとか止めてくれよ?」


「俺は飲んでても強いから。酔った勢いでとかあり得ない。真剣な一目惚れだから。」


「…。」

「?」

満の顔は飲んでなくても
赤くなっていた。

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