官能小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 体験談 >> 山菜採り…<1>

山菜採り…<1>

[10540]  匿名  2010-05-05投稿
…もしもし、貴子?…明日天気がいいらしいから…山に行こうよ!…もうたらの芽も、ワラビもゼンマイも出てると思う!…女竹の竹の子も…

親友の路子からの電話。
私がサンドイッチを作る路子がおにぎり…
お茶はコンビニで買う…
車は私が出す…
いつものコンビだから打ち合わせもスムーズだった。仲良しだから服装も互いに予測はついた…

私が路子の家まで迎えに行った。
私は思わず笑った。
ジーンズにカラフル長靴…農作業用の帽子頭巾…色は違うが打ち合わせもしないのに、全く同じ恰好が可笑しかった。
今は禁猟期だから心配ないが、赤いヤッケまで同じだ…
二人で「道の駅」で買った背負い子の竹籠も。
鎌やハサミやスコップも入ってるに違いない。

路子は後ろに道具を積み込み、助手席に乗り込んできた。
「レッツゴー!…後はコンビニね…」
楽しそうな声が響く。

私達は町内の婦人会で知り合った友人だ。
互いに田舎からこの町に嫁入りして来た共通点があった…。
盆踊りや料理教室、文化講演会など、常に一緒だった。
互いに子供は居ない32歳
私は広島の、路子は尾道の短大卒だ。

32歳は婦人会では若手だ年配者からはおだてられ行事の企画立案はいつも私たちの仕事だ。
自分達にその自覚はなかったが「美人若妻」などと呼ばれた。
路子は確かに美人だった…私が路子にそう言うと路子は「貴子は皮肉がきついわ。あなた、広島女子短大の美女コンNo.1だったことは知ってるのよ」
「残念でした、私はNo.2!1位じゃ、な い わ!」
という会話は何度もした
二人だけの場では恥ずかしい夫婦の話もし合う仲だ

二人とも田舎出身だったからアウトドア…山菜などには詳しかった。
互いに知らない山菜を教え合ったりした。
一昨年の秋、二人でマッタケの自生林を発見した時は手を取り合って喜んだものだった。

コンビニに着くと二人で四本の 2リットルボトルを買った。私は後、タオルセット、箱入り石鹸などを買った
「貴子、変な物、山行きなのにいつも買うね」と路子は笑う…
私達はいつもの馴れた農道を車を飛ばした。
農道の離合スペースの奥に私は車をバックで入れた。
荷物を全く二つに分けて背負い子籠に入れた。
二人共、花粉・蜂除け・UVカットを兼ねたゴーグル風の眼鏡をかけた。
「出発、進行!」
鎌を手にして先に歩き始めたのは路子だった…
私は…財布、免許証、キー …貴重品のポケットを押さえ確認しながら後に従った

感想

感想はありません。

「 匿名 」の官能小説

体験談の新着官能小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体 - PC版へ
© TagajoTown 管理人のメールアドレス