『何を今更!!』 呆れる二人に抗議する。 『だって!紗矢サンの正体を知る前に店長が戻って...
完全に頭に血がのぼってるらしい店長と“紗矢(さや)"と呼ばれた黒髪の男。睨み合う二人に戸惑う。 ...
『えっ?!』 『紗矢!!』 『…兄貴』 三つの声が重なった。 俺の知ってる声。何て言っ...
『なんだかたのしそうだな、』あっち、と ウエイトレスさんが戻った方をみて男がいった。 見れば...
『……じゃ、どうしたらいいんですかっ?!』 そろそろ解放してほしい。その憎たらしい微笑みから...
テーブルには空っぽのカップが一つ。かなりの至近距離で見知らぬ男とみつめ合っていた。 周囲...
あと40分。ホットミルクの残りを考えてもあと2杯はゆっくりと飲める。 手持ちぶさたにメニュー...
『遅かったな。どこへ行くつもりだったんだ?』 湯気のたつカップで手を温めながら周藤は笑って...
それから俺達は敷地内を見て回った。デカィ龍の描かれた屏風とか、へんな形の燈籠とか。三賀日も過ぎた...
『…到着っと!』 あれから10分くらいで本日の目的地に着いた。あの時コンビニで引き返すこと...