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バイトは種馬?22?

小倉 理  2010-05-23投稿
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折り返し、二度携帯を呼んだが女の携帯は話し中だった。ツー…ツー…

俺は、あッ、局長に電話を入れた。
「オグリキャップ!変な時間帯に電話をするなよ!緊急事態だろうな?臨時の勃起不全は認めん!明日だろ?オマンコ日は」

「あッ、局長、今夜お時間頂けませんか」

「何時何分から何時何分までだ?俺のスケは分刻みは知ってるな?」

「あッ、局長、明日のオマンコに備えて焼き肉でも」

「おう!そんなことなら先に言え」

「あッ、局長、ありがとうございます。ゴチになります。そんなところ尊敬してます」

「お前はやっぱ、医学部だな!国語力が欠如してる。が…いいだろう、奢ろう!いつもの店。イチハチマルマルにな。……残金振込みは100万少なくなるが…」

「あッ、局長…間違ってました、私が奢り…」

ツー、ツー、ツー…
今日はこの音を良く聞く
男が一人で焼き肉を食う程、惨めな事はないと思い、話がある訳ではなかったがあッ、局長を誘おうと思ったが世の中、思うように行かない…

あッ、局長は今夜はお洒落な服装だ。ジーンズの膝が横に四ヶ所、両方破れて素足が見えている。
上には黒いTシャツにサンダル履きだ。

「おう、オグリ!腹一杯食ってくれよ、可愛い私の種馬くん?』

あッ、局長は気前良く肉と野菜を無煙ロースターに乗せて行く…

「おう、オグリ!遠慮をする道だけは知ってたか…もう焼けてる、早く食え」

「あッ、局長…ゴチになります。久しぶりに肉食います…」

俺が大好きなマクミを摘む。

「馬鹿野郎!種馬が!馬が肉を食うか?…馬は野菜だろうが!野菜を腹一杯食ってくれ!…野菜食いながら俺が肉を食うから良く見ておくんだな」

あッ、局長は猛烈な勢いで飯と焼き肉を腹に入れて行く…

「オグリな。俺は今夜は付き合えねえ!忙しい…」

そう言うと尻財布から万円札を数枚抜き出してテーブルに置いた。

「お前…局長、やるか」

と俺の目を見て言う。

「キョクチョウって何ですか」

俺は突然のことで意味が判らない!

「キョクチョウを知らないか…そうかそうか。馬鹿野郎!俺の後釜だ!…まあいい!今回の種付けが終わって相談しよう」

と言ってあッ、局長は部屋を出て行った…
机の上のお札は五万円あった。
…キョクチョウ…キョクチョウ、局長…事務局長…あッ、局長!事務局長の後釜!

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