当日は娘を早く保育園に預かって貰い、芳子を拾った。
「芳子、眠れた?…私、夕べからドキドキして、熟睡出来なかった!」
「同じよ。私だって…」
「でも、芳子と同じ部屋でって恥ずかしいな。…」
「結婚当時…私、声が大きいって旦那に言われた。 でも、そんなセックスしてくれないもん」
「そっかー!私もだけど…義父も娘も居るし…でも、それより前に…大丈夫かなって思う。緊張して。私、足が震えてる…私、出来ないかも」
「上手い人だといいね」
「ああ、そうそう。昨日の朝、メール来たよ。もう一人の人の写メ」
私は芳子に携帯を差し出した。
「すごいじゃない!この人も…暁子、正美って人とこの人、どっちのチンポが好き?」
私達は二人だけの場ではこんな会話もする仲だ。
「馬鹿ね。芳子はどうなのよ…私は写真では決めない!決められない!」
「どういう意味よ暁子」
「私は大きいとか…形とかじゃなく…しっかり硬いと言うか…私より遅くまで、してくれる人がいいな!貫かれると言うか!『男』って感じのチンポがいい!逃げても逃げても追いかけてくる人」
「私は…初めて言うけど…家の旦那、そんなに大きくないの。だから大きい人、見るとクラクラする
…チンポもだけど、ネチネチされると弱いの」
「あっ、あれじゃない?スーパー◆◆って。ほら」
私は左手にその看板を見つけた。
「そうそう、あれよ!でも30分も前よ。早過ぎたね…でもエチケットよね。今着いたってメール入れとこうか」
芳子が送信ボタンを押したのを見たら急に緊張が高まって来た。
「芳子!私、やっぱり怖い!こんなに震えてる!私…お茶、買って来る」
「ふ、二人で行こうよ暁子…私も行く!」
駐車場の端に車を停めて店内に入った。
二人で小型のペットボトルを買った。
「暁子、見て!…」
芳子が携帯を開いて見せる!メールが2通着信していた。
先のメールには
『お早いですね!あと10分で着きます』
とあり、新しいメールは
『今、着きました。どこに居ますか』
と書いてある!
緊張が一気に高まる!
「どうする暁子!」
「に、逃げる訳に行かないよ!…メールを書いて!いい芳子。『今、お店で買い物をしています。二人ともスカートを穿いています。手にペットボトルを持っています。二人で一緒に入口を出ます。5分待って下さい』でいいわ」芳子が送信ボタンを押す
「芳子、深呼吸!深呼吸」二人で何度も息を吸った