私は髪を洗い、ゆったりと湯に浸った…。
体に疲労感がある
スポーツで勝利した後の心地いい疲労感とでも言おうか……。
洗面台の前でドライヤーを使った。
鏡を見ながらさっきのセックスを思い出す。
エッチな言葉を使ったことが恥ずかしい。
だか、正直心の隅に爽快感があった……。
ドライヤーをした後の髪型が決まらないこともあったし、さっきのセックスが課長に対しては恥ずかしさもあり、がらりと自分を変えたいと思い、髪型をアップに変えた。
学生時代毎日練習の際にしていた髪型だ。
手慣れていた。
この髪型で芳子と何度かスポーツ紙に写真も載った……。
アップにするため目尻が少し吊り上がり、少しキリッとした顔立ちに見える。自分では内心、自信がある。
バスローブを羽織り部屋に戻った。
冷蔵庫から『〇〇の天然水』を取り出して飲んだ
「おッ、アッコさん、また雰囲気を変えたね。いいねえ!妖艶という奴だね。セクシーだよ」
と部長が言った。
「髪型?、、、冷やかさないで下さい。、、、髪が乾かなくて、面倒臭くて、、」
「本当ですねえ!そのヘヤースタイルで新体操やったんですね!また興奮して来ますよ」
と課長も言う。
「…髪型で興奮するんならヨッコの方が似合いますよ。色っぽくて、学生時代は騒がれたんだから…」
と私が言うと
「そのことで今、お二人から責められてるとこよ、 アッコが課長さんにお話したんでしょ!私が開脚や軟バクがどうのとか…」
「したけど、、、それが何か?、、、何でヨッコが責められてるの?」
「お二人が、、みたいって!私達にして見せろって」
「見せてあげればいいじゃない!ヨッコ、もう出来ないの?私まだ出来るわよ」
「馬鹿ね、違うのよ。ここ、どこだと思ってるの?ラブホよ、、、アッコ、ヌードで出来るの?お二人の見てる前で」
「ヌ、ヌードって?何も着けないで?、、もう!、嫌です!お二人とも、、エッチですね」
初めて事の次第が飲み込めた。
「アッコさん、何とか見せて欲しいんだがな。ヨッコさんはアッコさんがやるなら自分もやってもいいって言ってくれたし…目の保養にね!なあ、課長」
「絶対ですね!アッコさんの髪型を見たら余計に!」
と課長も相槌を打つ。
「よし!じゃあ、こうしよう!」
と部長は言うとハンガーの背広から財布を取り出し2万円を抜き出してガラステーブルに置いた。
「私が協賛金を出そう!お二人に!」
と言った。
「部長さん!、、私達お金が欲しい訳じゃないです」
私は言った。