「お金でなく品物にしようか?私もお二人が気に入ったからラブホテルに相応しいプレゼントをしようと思ってた。…その扉は大人のオモチャの自販機になってる。好きなのを選んだらいい。一人2、3個は買えるだろう…」
と部長が言う。
「え〜、、、どんなのどんなの!…アッコ、見ようよ」
芳子ははしゃいで自販機の扉を開く。
私もつい吊られて中を覗いた。5段に区切られて 25種類ほどの品物が列んでいた。扉の内側に説明パンフが挟んである。
見たこともないものばかりだった。
「欲求不満の奥様には役立ちますよ。眠れぬ夜の友ですね」傍で課長が言う。「その開脚と言うのをやってオモチャは使えんかな、課長。パックリ開いたオ*ンコに入れるとかして」
「そうですね、どれを選ぶか。……形や太さによりますね」と課長。
おかしな空気が漂い一瞬、四人が顔を見合わせたのだった。
「どうする?アッコ!、、、アッコがやるなら、私やってもいい、、」
「うん。課長さんと、今日は楽しく過ごすって約束したし、、、でも、お金や品物でっていうのも。このお金は課長さんにお渡しして、、、お昼のご飯代も要るだろうし、、プレゼントも頂く側が選ぶもんじゃないわ。頂くんなら、私達に合ったものを選んで頂けばいい。私、幾つも要らない!仕舞う場所も無いし、、それなら私もやる!約束した通り楽しくやる!色々やる」
「おぅ。素晴らしい折衷案だ!しっかりしてる!益々、好きになる!いきなり金を出した私が恥ずかしいよ。じゃ課長、そうしてくれ」
と部長が言った。
「判りました。その、ヨッコさんの髪型というのも見たいですね。その間に私達でプレゼントを選びますよ。ランチも精力のつく奴を食べましょう」
と言うことで落着し、芳子は浴室に向かった…。
「ごめんなさい。生意気なこと言って。、、緊張します。恥ずかしいんですよ、本当は。、、その、、オモチャを、使うんですか」
「いやいや、謝ることはないですよ。…で、アッコさんはオモチャは使ったことはあるよね?」
「オモチャと言うか、、結婚当時に、、、ピンクの可愛いの?あれ、使ったことがあるだけです」
「ああ、ローターだな!あれは小さすぎないか?もっとこう、ぶっといと言うか、見える物がいいよ。コードなんかも邪魔だし、バイブにするか…アッコさんクネクネ、動いた方がいいでしょ?」
部長は説明パンフを見ながら言った。
「私、使ったこと、ないから、、、でも、それ、はめたまま演技するんですか」