パクパク焼きそばパンをかじるモト君を見つめる至福の時…。
実際これが鯛焼きだろーが豚の丸焼きだろーが、モト君が食べてるとこは…そう…一枚の絵画。
…さっきも言ったっけ。
とにかく敗けを認めたモト君に、軽く勝ち誇ってみるそうすると…
ほらほらほらあ♪
「はいはい、すんませんね〜雪丸ちゃん」
キタ━(゚∀゚≡゚∀゚)━!!
ちゃん、づけ!
嬉しくて真っ赤になるのをふくれて誤魔化す!
おかしそうに笑ってるモト君の美声にただ幸せな僕。
カッコいい…(´Д`)
あー、カッコいいったらない…( ´∀`)
はっ!
そんなこと言ってる場合じゃない!
僕は毎日の日課であるモト君の部活事情に探りを入れた。
多分、とゆー答えに内心くそーとか毒づく。
部活…僕は新聞部だけどまあみんなやる気ないからいいとして…モト君の軽音部は…アイツがいやがる!
僕の宿敵、
安藤 大翔
名前、読める?
僕は読めなかった。これでヒロトと読む。
名前までひねくれやがって〜カッコつけめ〜!
とにかくコイツがいる限り僕は軽音部に顔を出さないといけない。
でも、正直しんどいんだよなあ…音がすごいんだもん