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月夜の晩に 20最終回

にゃんこ  2010-06-13投稿
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「ありがとうな…」

裸の体をシーツに巻き付けて、俺は猫みたいに伸びをする先輩を見つめていた。
「何がすか」

不思議なくらい穏やか。 さっきまでの激しい情欲じゃなく、ゆったりと漂う感じ…前までの虚無感も不安感もない。

ひたすらに、先輩が好きで優しい気持ちになる。

「お前みたいな不器用なやつが、伝えてくれたから」
俺はにっこりした。

「だって、好きで仕方ないから」

先輩はわけのわかんないテンションでベッドにダイビングして、俺を抱き締めた
「あー…もう…お前って……すぎる」

「え?」


なんていったの、って何回も聞いたのに、先輩はニヤリと笑って教えてくれなかった。

なら、いいよ。

俺は月夜の帰り道、鼻歌まじりに考える。

これから、じっくり…。


探り出すから。



end


…あ、忘れてたww
一つだけ。

恩人である秋人に、きちんと俺はメールを打った。
「眼鏡作戦成功したぜ」


「アイデア料金忘れんな」
…。

友達づきあいも甘くはない
優しい月夜に胸はずませて
明日も俺は進んでく。


〜読んで下さって、ありがとうございました(≧▽≦)

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