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君の声がきこえる 2

にゃんこ  2010-06-15投稿
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あ、暑い。

俺は強迫観念なみにつきまとう学ランを着なくては、という思いをようやく振り切り、仕方ないので腰にまいた。

まあ、いいだろう。

みたいな上から目線な声がきこえる。

うざい。
俺は病気かもしれない。
歩きながら、どーしようか迷う。
BOOK・OFFに行くか?
TSUTAYAか?
ダイソーか?
…うん、ダイソーで2つで百円のアイスを買うか。
よし。

決断してあるきだす。

…いや。
いやいや(°Д°)

こっちじゃねえし。
いや、こっちじゃねえ!
なのに足は反対方向。
なぜだ?
こっちは…えーと、確かクラスメイトの浜崎翼んち。
一回だけ、友達の友達繋がりで遊んだだけの。
根暗で陰気な感じの変わり者…別に嫌いじゃねえけど親しくはない。

なんで?
なんで俺は浜崎んちに行かなくてはならないんだ。
熱くそれを望む誰かの声。
普通〜な感じの男の子が好きなの('∇`)

みたいな変な声が…。

うるせえ。
誰だっ!!
誰なんだっ!

俺の頭ん中に入るなあ!
…とかいいつつ、もう浜崎んちの前に。

…確かに、アイツなら日曜日でも家にいそうだ。

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