「俺は誰かに操られてお前の家にきたんだ。だから怖がらなくていいんだ」
とか言ったら、余計怖いよなww
部屋に上がり込んだ俺は、自棄になってアグラをかき図々しくもカルピスをがぶ飲みしていた。
一方、浜崎は落ち着かない風に部屋をうろうろし、
「か、片付いてないからごめんね」
とか唐突に彼氏に部屋を見せる彼女みたいなことを言っている。
「俺こそ突然きてごめん」
なんで俺が謝らなきゃいけねーんだあ!
悪いのは今、妙にワクワクしてる風などっかの誰かじゃねーか!
「い、いいよ。どうせ俺ひまなんだ」
どもるなあ(笑)
しかし。
浜崎を観察してみる。
…細い。
身長は俺と大差ないのに何を食ってるんだ?
しかも白い。
特長のない、薄い顔立ち。長めの中分け。
あれだ、ほら、平成教育委員会のがり勉アニメキャラにそっくり(笑)
引き換え、俺はちょい髪茶色にして、色はサッカー部だから真っ黒だし。
本っ当に共通点がねえ。
見られていることに、浜崎が赤面する。
真っ白い半袖ブラウスと肌の色の差があんまないくらい白い…って!
まて!
なんで俺はこんなじっくりヤローを観察してんだ!