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君の声がきこえる 5

にゃんこ  2010-06-15投稿
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「ねえ、今日、朝練あったの?」

ハッとして、「いや」と答えた。
じっくり見られていることに耐えきれなくなったらしい。
すまん。

「じゃ、なんで制服きてるの?」

いや、俺が聞きたい。

「…私服ないから」

冗談のつもりだったのに、えええっ!Σ(゜д゜;)
と驚愕された。

「た、大変だね…」

とか心配された(笑)(笑) 洗濯とか、家庭の事情とか色々よぎってんのかなww
可哀想だから「ばか、冗談に決まってんだろ」

したら、奴は心からホッとしたのか、俺が来てから初めて心の底からの笑みを浮かべて「なんだ」と呟いた
それを見て、俺は…妙に嬉しくなった。

なんだ、笑うと…。

…え、いま俺、変なこと思ったな。

それは頭の中の声のせいかどうかわからん。

あれ?
な、なんかオカシイぞ。
気を許したように自分の勉強机の椅子に座る浜崎。
線の細い体にブラウスが似合う。
決して派手じゃないけど…妙に…。

「なあ」

「なに?」
「翼って呼んでいい?」

…また、浜崎の目がキョドッたww
恥ずかしかったり、緊張するとすぐ顔にでる。
「いいよ」
ちょっとうつむくその首筋が…。

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