『あ、あのぅ…』
声をかけたが
おじさんは無視した。
『あの…』
ぁたしが前に1歩出ると
おじさんは振り返り、
『入るな!!!』
と怒鳴った。
『すいません…』
ぁたし、
何してんだろう。。
『あの、、、』
おじさんは怖い顔。
だけど不安気な顔だった。
『あの、、、
ぁたし、、、
ぁたしを、、、
虐めて…く、下さい』
ぁたしは
恐る恐る
ダンボールの家、に
足を入れた。
く、臭い。
鼻が慣れない。
ぁたしは、そっと
おじさんに近づき、
憧れの、
黒くて汚い指を
舐めた。