「あ、けど、赤ちゃんは大丈夫だと思いますよ」
「えっ… 大丈夫って? 」
「多分、出来ないと思います? 」
「 …なあんだ… ? 」
とても残念そうな彼女。えっ? 本当に私との子供が欲しいの? んな、馬鹿な?
「あ、…三回ほど注射をしたら、赤ちゃんは出来るかも… 」
「えっ、本当ですかあ? 」
とても嬉しそうな彼女。気持ちが全くつかめない?
「もし赤ちゃんが出来たら、私と結婚しないといけなくなりますよ」
「え… 出来なくてもアタシをお嫁さんにしてくれるんじゃないんですか?? 」
「えぇぇっっ? …? 」
ますます彼女の考えがわからないよぉ??????
「私、バツイチなんですけど… 」
彼女と同い年の子供がいるけど、一応独身の私だ。
「バツイチって、何ですか?? 」
「え? あ… 一度、離婚してるんですけど、今は独身って事です? 」
「じゃあ、つまり… アタシをお嫁さんにしてくれるって事ですよね? 」
「あ… ハイ… 」
ええっ????????
「あの… つかぬ事をお聞きしますけど、私と結婚しても良いんですか? 」
「セックスしたんだから当たり前じゃないですか? 」
「あ… そ、そうですよね? …けど、年齢がだいぶ離れてますけど、良いんですか? 」
「先生は何歳なんですか? 」
「 …40です? 」
「ええっ?? お母さんより年上だあ?? 」
そうなんだ?
「お母さんは何歳なんですか? 」
「32歳です」
「えぇッ? か、かなりお若いです、ね… 」
「ナンパされたとか、女子大生に間違われたとか、よく自慢してます? 実際の年齢よりもかなり若く見られるらしくて… 先生も若く見えますよね、母よりお若いと思っていました? 」
「たまに… 言われます。お父さんもお若いんでしょうねえ? 」
「父はそんなに若くないです、56歳です」
「あ… そうなんですか」
私と同い年の時にエッチして、彼女が出来た計算になる。つまらない事を考える私だった?