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お仕置き

麻衣ちむ  2010-06-24投稿
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幼なじみの愛佳。
小さい時から家族ぐるみで、いつも一緒だったのに。

愛佳はいつの間にか、
世間で言う『ギャル』になっていた。

派手になり始めた頃から俺達は『無関係』になった。

愛佳はいつも、女グループで遊んでいた。

髪は金髪に近いし、
スカートはミニなんて言葉ではおさまらない程に短い。

爪は付け爪なのか、
長くて派手に塗って手入れしてある。

いつも一緒だった愛佳とは思えなかった。

自然と距離が出来、話さなくなっていた。

帰り道、公園の前で、
愛佳とそのグループが
たまり、大声で話したり笑ったりしていた。

俺はその前を通り過ぎ、何気なく愛佳を見た。

すると意外にも目が合った。

久しぶりに愛佳と顔が合った。

話し掛けようか迷った。

すると、愛佳のグループの1人が言った。

『ねぇ、あいつ、愛佳の近所だよねぇ〜?』

『うん。』

『あいつ、愛佳のこと、好きなんぢゃね?』

バカにした口調で
俺を話題にした。

無視して歩く俺の背中に…愛佳が言った。

『はぁ?ありえねー!てかダサくね?やめてょ』
愛佳達は爆笑していた。

俺は別に…
愛佳を好きではなかった。
だけど、小さい時から知ってる愛佳を、どこか心配だったんだ。

ただそれだけだったのに愛佳は別人だった。

俺の中で何かが切れた。
愛佳を虐めてやりたくなった。

日焼けで黒くした肌、
その脚に真っ白なルーズソックス。

何もかも滅茶苦茶にしてやりたかった。

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