「ヒロくーん!!」 そう叫びながら一人の女の子が近いてきた。 「やっぱりここにいた!園長が呼んでるよ。」 僕の視界に広がる青空を彼女の顔が遮った。 『ゆきか……なら学園に戻るかな…』 僕は思い体を起こした。 公園から20分のところに白い大きな建物がある。 入口には【塩月学園】と書いてある。 僕が他の人と違うのは、 そう… 親がいなく、施設が家だってこと。
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