俺はそれから持ってるお金で生きるのは無理だからバイトを始めた。
それから一人暮らしの友達の家に居候を始めた。
そんなある日。
友達とテレビを見ながら遊んでいると玄関のチャイムがなった。
「はーい」
友達が出て玄関で誰かと話してる声が聞こえてくる。
そんな声を背中にあびながらテレビを見ていると背後に気配を感じて振り返った。
「やっほー♪お迎えにあがりました♪」
そこには黒髪の整った顔で長身の男が立っていた。
『げっ!北斗!!』
そういうと蒼星は俺を抱き上げ
「蒼星先生でしょ♪」
と微笑んで俺を拉致しようとする。
『やめろ!降ろせ!触るな!』
蒼星の腕の中で暴れる。
蒼星は無視して、後ろの友達に
「こいつ、貰って行くから。」
とか笑って言ってやがる。
『おい!!しかとす……』
しかとするなと言おうとした瞬間、俺の腹に痛みがはしったと同時に意識が飛んだ。