「いま僕にムカついたでしょう、すぐ顔にでる」
体を話して笑う。
…あーあ…。
「お前が俺のもんだったら話は簡単だったのにな」
悠はげえっと顔をしかめた
「やだよ、身がもたないし…アキヒトだって無理な癖に」
まったくです。
こんな鋭いやつ、嫌だ。
「わかんねえ、なんで圭に会いたいのか」
悠が首を傾げた。
「会いたいのに、会いたくねえんだ。
…俺は…人を不幸にするしか、そうしか出来ないやつだからさ」
ぼそりと呟いたその言葉に悠はギョッとしたように息を吸い込んだ。
「えっ?」
なんだよ、えってww。
「だから…」
「ち、ちょっと待って、待って!今の、本当にアキヒトの思い?
…嘘、え?ほ、本当に?」
なにこいつww。
めちゃくちゃ動揺。
何言って…。
「アキヒト!」
悠がベッドにのし掛かって爛々とした目で俺を見据える。
「…信じらんない」
だから…何が?
「アキヒト、教えてあげるよ、それが…思いやり」
…は?
「まさか…君からそんな言葉を聞けるなんて。
いやあ、鳥肌立っちゃった…いい意味で」
こいつ…本当に天然で失礼な奴! !